86回のレッスンで
基礎から英文法をマスター
Day 61
比較as
今回はasによる比較の意味について、基本的な使い方をみていきます。
このasは比較級ではなく、原級を使います。
また、「~をするとすぐに」という意味のas soon asと、「同様に」という意味のasについても見ていきます。
1as … asの比較(~と同じくらい)
この場合の形容詞と副詞は比較級ではなく、「原級」になります。原級とは、比較変化をする前のもともとの形のことです。
そして前回のレッスンのような優劣の意味ではなく、「~と同じだ」や「~と同じくらいだ」というように、程度が同じことを意味として表します。


It is as cold as yesterday.(昨日と同じくらい今日は寒いです。)
She spoke English as well as the teacher did.
(彼女は先生が話したのと同じくらい上手に英語を話しました。)
She is as tall as he is.(彼女は彼と同じくらいの背の高さです。)
I am as old as she is.(私は彼女と同じ年齢です。)
上のように「as」以下の動詞は、前の動詞と同じ場合は「do」を使います。また、助動詞やbe動詞の場合は、それだけを使います。
口語では2つ目の「as」の後で、目的語を表す代名詞を使います。
I am as old as her.
I have as many books as you.
(私はあなたと同じくらいの本を持っています。)
You have to eat as much vegetable as meat.
(肉と同じくらいの野菜を食べないとならないですよ。)
「you can」を続けて、「できるだけ~」という意味で使うことができます。
Please send an email as quickly as you can.
(できるだけ早くメールを送ってください。)
He did as much as he could.(彼はできるかぎりのことをした。)
また「you like」を続けると、「好きなだけ~」という意味になります。
Take as much as you like.(あなたが好きなだけ取りなさい。)
「as … as」の否定文は、「not」を前において「not as … as」にします。そうすると、意味は「~ほどではない」となります。
This text is not as thick as that text.
(このテキストはあのテキストほど厚くはありません。)
I can't swim as well as John.
(私はジョンほどうまく泳ぐことができません。)
We don't read books as often as she does.
(私達は彼女ほど本をよく読みません。)
否定語の後は、1つ目の「as」を「so」にかえた「so … as」も使われます。しかし「as … as」のほうが否定語の後でもよく使われます。

2as soon as(~をするとすぐに)
Come home as soon as you finish the work.
(仕事を終えたら、すぐに家に帰ってきてください。)
As soon as she arrives in Hakodate, please let me know.
(彼女が函館に到着したら、すぐに私に知らせてください。)
Let me know as soon as possible.(できるだけ早く私に知らせてください。)
「as soon as possible」は、「できるだけはやく」という意味で使うことができます。「ASAP」はこれを略したものです。
この「as soon as」の後は、たとえ未来のことでも動詞は現在形にします。
(このことについては基礎からの英語学習Day56の「2」を参照してください。)
3「as」(~と同様に)
You can dance as I do.(私が踊るようにあなたもしなさい。)
He painted things as they are.(彼は物事をありのままに描きました。)
As you know, I love her.
(あなたが知っているように、私は彼女を愛しています。)
口語では「as」の代わりに「like」も使われます。
She wept at the movie theater like the others did.
(彼女は他の人達と同様に映画館で涙を流しました。)
Do it like I do.(私がするようにしなさい。)
英語学習の参考として、時間があるときに読んでみてください。
~times as…as(~倍)について
今日のレッスンはこれで終わりです。
お疲れ様でした。
