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基礎からの英語学習


英語喫茶基礎からの英語学習>there構文とhave Day51



86回のレッスンで
基礎から英文法をマスター

Day 51

there構文とhave

 今回はthere構文についてふれていきます。
 またhaveによる状態や動作を表す用法についても見ていきます。

1There is(~があります)

 「There is(are) ~」は「~があります」や、「~がいます」というように何らかのものがそこにあることを表します。しかしそのものについては、「不特定の存在」になります。

 型は<There+動詞(主にbe動詞)+主語>というように、主語と動詞の語順が逆になっているので特殊な文型になります。そして動詞の単数形と複数形については、その後ろに続く主語に合わせます。

 There is a post office across the street.
 (郵便局は通りの向こう側にあります。)
 There are some trees in the park.
 (公園にはいくつかの木々があります。)

 上のように、be動詞の形は後ろに続いている主語に合わせます。

 このような文を「存在文」といいます。



 次は過去形の例です。

 There was a good movie on TV.(いい映画がテレビでありました。)

 次は疑問文の例です。

 Are there any letters for me?(私に手紙はありませんか。)


 肯定文では、主語は動詞の後ろに置かれています。しかし疑問文にする場合は、「there」を主語として扱います。


 ところで、この型は「不特定の存在」を表しますので、特定される主語は使えません。たとえば次のような比較ができます。

  There is a book on the table.(テーブルの上に本があります。)
 × There is my book on the table.(テーブルの上に私の本があります。)

 「a book」は不特定ですが、「my book」は「私の本」というように特定されていますので、この型で使うことができません。

 名詞を特定するのは「my」の他、「the」や「this」などがあげられます。
 しかし、人や物の列挙、相手に気づかせるために使うことはできます。








英文法の休息









2「have+名詞」(状態、動作)

 「have」の基本的な意味は「持つ」です。たとえば次のような文です。

 I have two hundred books.(私は200冊の本を持っています。)
 I have two brothers.(私には2人の弟がいます。)

 「have」の後に続ける名詞によっては、「状態」や「動作」を表すこともできます。次はその例です。

 We will have a party.(私達はパーティーをします。)
 I have three lessons today.(今日は3つの授業があります。)
 Have a good time.(楽しんでください。)
 Let's have a rest.(一休みしましょう。)
 I have a swim after work.(私は仕事の後にひと泳ぎします。)

 特に動作をあらわす名詞を続けると、動詞と同じような意味になります。

 have a try(やってみる)
 have a drink(飲む)
 have a sleep(寝る)



 また、状態をあらわすことができるので、体調をあらわすためにも使えます。

 have a headache(頭痛)
 have a stomachache(腹痛)
 have a toothache(歯痛)
 have a backache(腰痛)

 I have a headache.
 (頭痛がします。)
 I have a toothache.
 (歯が痛みます。)

 語尾についている「ache」には、「長く続くけれども鈍い痛み」という意味があります。

 また「have+名詞」は、その時の痛みを表します。もしも慢性的なら、「suffer from+名詞」を使います。

 I suffer from headaches.



 have a pain in the stomach.(ひどく胃が痛む)
 have a pain in the head.(ひどく頭が痛む)

 「pain」は「ache」よりも鋭い痛みを表します。



 have a sore throat(のどが痛む)
 have sore eyes(目が痛む)
 have a sore foot(足が痛む)

 「sore」はけがや筋肉痛が原因の痛みや、炎症などでひりひり痛むことを表します。



英語学習の参考として、時間があるときに読んでみてください。

「had better」について(英文法の解説)





レッスンの確認問題
 このレッスンにおいて、確認をするための問題です。余裕がありましたら、チェックしてみてください。

基礎からの英語学習-確認問題1
there 構文について
問題数:10問

選択式問題の解説






ワンランク上の練習問題


今日のレッスンはこれで終わりです。
お疲れ様でした。






英語のthere構文と have 基礎からの英語学習51日目カット







 英語喫茶の基礎からの英語学習とやさしい英会話の表現等は、大学の先生方の協力により細部までチェックを入れて作成しています。基礎からの英語学習は科学研究費助成事業(科研費)の研究対象になっています。