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基礎から英文法をマスター
Day 29
場所の副詞
今回は場所の意味の副詞として、hereとthere、somewhereとanywhereについてふれていきます。
またeverywhereとnowhereについても見ていきます。
1「here」と「there」(場所の副詞1)
「there」は「here」よりも「遠い」意味があります。これらのような場所をあらわす副詞は、文末におくのが普通です。
次は「here」の例です。
She lives here.(彼女はここに住んでいます。)
She will be here.(彼女はここに来るでしょう。)
John's house is here.(ジョンの家はここにあります。)
目的地に着いたときや、物を渡すときの決まり文句があります。
Here we are.(さあ、着きましたよ。)
Here you are.(「物を渡すときに」さあ、どうぞ。)
There you are.
(「物を渡すときに」さあ、どうぞ。)
または(ほら、私の言うとおりだろう。)
次は「there」の例です。
She lives there.(彼女はそこに住んでいます。)
She will be there.(彼女はそこへ行くでしょう。)
「over there」は「あそこに」や「向こうに」というように、少し離れた距離を強調します。
2「somewhere」と「anywhere」(場所の副詞2)
「somewhere」は肯定文、「anywhere」は否定文と疑問文で使います。
これらは「some」と「any」に「where」がついた「複合語」のため、使い分けも「some」と「any」の場合と同じになります。(しかし、副詞としてだけ使うので、形容詞のように名詞を修飾することができません。)
She needed somewhere to stay.(彼女はどこかに泊まる所が必要だった。)
I think I have met you somewhere.
(私はあなたにどこかで会ったと思います。)
Did you go anywhere during the summer holidays?
(夏休みの間どこかに行きましたか。)
Did they go anywhere yesterday?(昨日、彼らはどこかへ行きましたか。)
We are not going anywhere tonight.(私達は今夜どこへも行きません。)
「anywhere」も「any」と同じように、否定語が前に置かれる場合は、このように「どこにもない」という意味になります。
また、肯定文で使う場合は「どこでも」という意味になります。
You can go anywhere.
(あなたはどこへでも行くことができます。)

3「everywhere」と「nowhere」(場所の副詞3)
「nowhere」は「どこにもない」という意味です。これらも「every」と「no」に、「where」がついた複合語です。
I see her everywhere.(私は彼女を至る所で見ます。)
「everywhere」は接続詞的に使うこともできます。
Everywhere you go, towns are the same.
(どこへ行っても、街に変わりはありません。)
We went nowhere last Sunday.(この前の日曜日はどこへも行かなかった。)
「そのほかに」という意味で、「else」という副詞があります。「everywhere」や「somewhere」などの後ろに続けて使うことができます。
everywhere else(他のどの場所)
somewhere else(どこか別の場所)

here とthere の使い方について
問題数:3問
選択式問題の解説

somewhere とanywhere の使い方について
問題数:4問
選択式問題の解説

everywhere とnowhere について
問題数:2問
選択式問題の解説

somewhere と anywhere について
問題数:5問
記述式問題の解説

here、there、everywhere、nowhere について
問題数:5問
記述式問題の解説
今日のレッスンはこれで終わりです。
お疲れ様でした。
