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人称は、話し手との関係を表します。その人称には一人称、二人称、三人称の3つが英語にあります。
一人称は「I」と「we」のことで、「自分」や「自分と相手の両方を含めた複数」です。
二人称は「you」のことで、「自分を含まない相手」です。
三人称は「she」や「they」などで、「自分も相手も含めない人」のことです。
そしてこれらは、主語や目的語として使われる場合に形が変わります。たとえば、I like her. の「I」は、「私は」という意味の主語です。
しかし、He gave me a book. の「me」は、「私に」という意味の目的語です。
さらに「私の」というように、「所有」を表す場合は「my」に形が変わります。
my book
(私の本)
これらのことを一覧にすると次のようになります。
「you」には単数と複数がありますが、形は同じ「you」です。そして「あなた」と「あなたたち」の意味があります。
| 主語として (私は) | 所有として (私の) | 目的語として (私に、私を) |
一人称 | I | my | me |
we | our | us |
二人称 | you | your | you |
三人称 | he | his | him |
she | her | her |
they | their | them |
it | its | it |
人称代名詞の普通の使い方は、前に出てきた語句を表すことです。たとえば次の文を見てください。
I saw Ann on the street yesterday.(昨日通りでアンを見ました。)
Where did Ann go?(アンはどこへ行きましたか。)
I don't know where Ann went.(アンがどこへ行ったのかわかりません。)
英語では普通、上のように同じ人の名前を何度も繰り返しません。そこで普通は、次のように2回目の「Ann」からはそれにかわる代名詞を使います。
I saw Ann on the street yesterday.
Where did she go?
I don't know where she went.
このことは代名詞の使い方の基本になります。
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「it」は次のように文の内容も表すことができます。
I hear she will transfer to the headquarters.
(彼女は本社へ転勤のようですね。)
Yes, I know about it. It is true.
(ええ、知っています。それは本当です。)
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