86回のレッスンで
基礎から英文法をマスター
Day 57
条件の接続詞if、whether
今回はifによる条件を表す接続詞についてふれていきます。
また接続詞のwhetherについても見ていきます。
1「if」(もしも)
「if」は「もしも~なら」というように、「条件」を表すことができます。
たとえば If you run, you will get there in time. は「もしもあなたが走れば、間に合うだろう。」という意味です。この If you run が条件を表し、you will get there in time がそのために生じることを表します。
If you speak slowly, I can understand you.
(もしもゆっくり話してくれたら、私はあなたの言うことが理解できます。)
If you have any problems, I'll help you.
(もしも何か問題があるのならば、手伝ってあげますよ。)
If you don't have any money, I can lend you some.
(もしもお金が全くないのなら、いくらか貸してあげられます。)
If John calls, tell him I'll call back later.
(もしもジョンが電話をしてきたら、彼にあとから電話をすると伝えてください。)
If you are tired, we will go home.
(もしも疲れているのならば、家に帰りましょう。)
if節(if+主語+動詞)の中では、たとえ未来を表す意味でも、現在形を使います。(このことについては基礎からの英語学習Day56の「2」を参照してください。)
If you run も、意味の上では If you will run というように未来を表します。しかし普通は、上のように「will」を使いません。
たとえば If you run, you will get there in time. は「もしもあなたが走れば、間に合うだろう。」という意味です。この If you run が条件を表し、you will get there in time がそのために生じることを表します。


If you speak slowly, I can understand you.
(もしもゆっくり話してくれたら、私はあなたの言うことが理解できます。)
If you have any problems, I'll help you.
(もしも何か問題があるのならば、手伝ってあげますよ。)
If you don't have any money, I can lend you some.
(もしもお金が全くないのなら、いくらか貸してあげられます。)
If John calls, tell him I'll call back later.
(もしもジョンが電話をしてきたら、彼にあとから電話をすると伝えてください。)
If you are tired, we will go home.
(もしも疲れているのならば、家に帰りましょう。)
if節(if+主語+動詞)の中では、たとえ未来を表す意味でも、現在形を使います。(このことについては基礎からの英語学習Day56の「2」を参照してください。)
If you run も、意味の上では If you will run というように未来を表します。しかし普通は、上のように「will」を使いません。
人の意志を表す場合は、「will」をそのまま使います。意志も未来を表していることに変わりはありませんが、省略をするのは単純に未来を表す「will」になります。
2「if」(~かどうか)
「if」は「もしも~なら」だけではなくて、「~かどうか」というように選択的な意味で使うこともできます。この場合の「if節」では、未来のことを表す場合に「will」を省略しないでそのまま使います。これは上の「1」の「if」が副詞節なのに対して、この「if」は名詞節だからです。
「節」とは、簡単に言うと「主語+動詞」のことです。
副詞節とはその名の通り、副詞的に使われる節です。これは時や条件、理由などを表す接続詞が入ります。そしてある程度独立した形で、文の説明を加えます。
それに対して名詞節とは、名詞的に使われる節です。その節が動詞の目的語として使われたりします。次の文では「if節」全体が、「know」の目的語として使われています。
Do you know if she will come to the party?
(彼女がパーティーに来るかどうかを知っていますか。)
I wonder if he will be back.(彼は戻ってくるだろうか。)
「節」とは、簡単に言うと「主語+動詞」のことです。
副詞節とはその名の通り、副詞的に使われる節です。これは時や条件、理由などを表す接続詞が入ります。そしてある程度独立した形で、文の説明を加えます。
それに対して名詞節とは、名詞的に使われる節です。その節が動詞の目的語として使われたりします。次の文では「if節」全体が、「know」の目的語として使われています。
Do you know if she will come to the party?
(彼女がパーティーに来るかどうかを知っていますか。)
I wonder if he will be back.(彼は戻ってくるだろうか。)
Day56でふれていますが、単純に未来をあらわす「will」を省略するのは、時や条件をあらわす副詞節のときです。
「if」において「will」を使うかどうかの簡単な区別は、「もしも~なら」の意味なら使いませんが、「~かどうか」の意味で未来のことなら使います。

3「whether」(~かどうか)
「whether」は上の「2」の「if」と同じで、「~かどうか」の意味で使うことができます。さらに「whether」は、主語として使うこともできます。これに対して「if」はできません。
I don't know whether she will come.
(彼女が来るのかどうかわかりません。)
She asked me whether he is in Hakodate or he is in Sapporo.
(彼女は私に、今彼が函館にいるのかそれとも札幌にいるのかをたずねた。)
Whether we can hold 5% of the stock is a matter of life or death.
(5%の株を保有できるかどうかは死活問題です。)
「if」が使えない場合を除いては、「if」を使うほうが口語的です。
それでも「~かどうか」を表したいのに、文脈から「もしも」と訳されるような場合は、それをはっきりさせるために「whether」を使います。
I don't know whether she will come.
(彼女が来るのかどうかわかりません。)
She asked me whether he is in Hakodate or he is in Sapporo.
(彼女は私に、今彼が函館にいるのかそれとも札幌にいるのかをたずねた。)
Whether we can hold 5% of the stock is a matter of life or death.
(5%の株を保有できるかどうかは死活問題です。)
「if」が使えない場合を除いては、「if」を使うほうが口語的です。
それでも「~かどうか」を表したいのに、文脈から「もしも」と訳されるような場合は、それをはっきりさせるために「whether」を使います。
「or」と一緒に使う場合は「whether」を使うほうが多いです。(特に「or not」と一緒に使う場合です。)
It is uncertain whether she will be arrested or not.
(彼女が逮捕されるかどうかは不確かだ。)
英語学習の参考として、時間があるときに読んでみてください。
「even if」と「though (although)」について
レッスンの確認問題
ワンランク上の練習問題
今日のレッスンはこれで終わりです。
お疲れ様でした。
