86回のレッスンで
基礎から英文法をマスター
Day 39
場所の前置詞inとat、on
今回は場所を表すのに使われる前置詞についてです。inとatについて見ていきます。
1「in」と「at」
「in」には「~の中に」という意味があり、「at」には「~で」というように「ある地点」の意味があります。
そこで「彼は庭にいます。」という意味では、彼が「庭の中」にいると考えられるので、He is in the garden. になります。
それに対して「彼女はバス停にいます。」は、彼女がバス停という「ある地点」にいると考えられるので She is at the bus stop. になります。
次は「in」の例です。
in a box(箱の中に)
in a room(部屋の中に)
in the sea(海の中に)
We played in the park.(私達は公園で遊びました。)
次は「at」の例です。
at the door(ドアのところに)
at the traffic light(信号機で)
at the end of the hall(廊下の突き当たりで)
She was at the city hall.(彼女は市役所にいました。)
上の「at」は市役所の中、外の通り、玄関先などを指します。「in」を使うと、常に市役所の中を指すことになります。
この他にも「in」には、国や都市など「広い場所」の意味があります。
そして「at」には駅や空港など「比較的狭い場所」の意味があります。
しかしその広さは実際のものではなく、「話し手の感じ方」によります。たとえば空港は広い場所かもしれませんが、普通は「at」を使います。
I arrived at the airport.(私は空港に着きました。)
I arrived in England.(私はイングランドに着きました。)
「into」は「in」と似ていて、「~の中に」という意味があります。
しかし「in」には「位置」の意味があるのに対して、「into」には「~の中へ」というように「運動や移動」の意味があります。
「out of」は、「~から外に」という意味で使うことができます。次はそれぞれの意味の違いを表した例です。
She was in the room.(彼女は部屋の中にいました。)
She went into the room.(彼女は部屋の中へ入った。)
She came out of the room.(彼女は部屋から出てきました。)
2「on」
A book is on the table.(本がテーブルの上にあります。)
A clock is on the wall.(時計が壁に掛かっています。)
A light is on the ceiling.(明かりは天井についています。)
乗り物に乗るときの表現にも使います。その場合は「in」も使われるので、2つには区別が必要になります。
「on」はバスや飛行機のような公共で大きな乗り物に使います。車やタクシーのような小さな乗り物には「in」を使います。
I got on a bus(plane).(私はバス「飛行機」に乗りました。)
I got in a car.(私は車に乗りました。)
降りる場合は、「get on」に対して「get off」を使います。そして「get in」に対しては、「get out of」を使います。
I got off a bus.(私はバスを降りました。)
I got out of a car.(私は車を降りました。)

今日のレッスンはこれで終わりです。
お疲れ様でした。
