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Day 28
副詞の作り方
前回は副詞の基本についてふれましたが、今回はその副詞について、作り方を見ていきます。
多くの副詞は形容詞から作られます。
1副詞の作り方
動作や行為を表す副詞の多くは、形容詞に「ly」をつけてつくります。
1<形容詞の語尾に「ly」をつける>
「bad」や「sudden」などの語尾に、「ly」をつけるだけです。
bad → badly(悪く)
sudden → suddenly(突然に)
上は基本的な約束事です。
以下の2から5の作り方については、ただ感じでつかむ程度にしてください。
2<形容詞の語尾の「y」を、「i」にかえてから「ly」をつける>
「happy」などの語尾「y」は、「i」にかえてから「ly」をつけます。
happy → happily(幸せに、楽しく)
3<形容詞の語尾の「e」は、そのままにして「ly」をつける>
「extreme」などの語尾「e」は、そのままにして「ly」をつけます。
extreme → extremely(極端に、ひじょうに)
4<形容詞の語尾の「ll」には、「y」だけをつける>
「full」などの語尾「ll」には、「y」だけをつけます。
full → fully(十分に)
5<形容詞の語尾が「母音+l」には、「ly」をつける>
「beautiful」などの語尾「母音+l」には、そのまま「ly」をつけます。
beautiful → beautifully(美しく)
final → finally(ついに)
1<形容詞の語尾に「ly」をつける>
「bad」や「sudden」などの語尾に、「ly」をつけるだけです。
bad → badly(悪く)
sudden → suddenly(突然に)
上は基本的な約束事です。
以下の2から5の作り方については、ただ感じでつかむ程度にしてください。
2<形容詞の語尾の「y」を、「i」にかえてから「ly」をつける>
「happy」などの語尾「y」は、「i」にかえてから「ly」をつけます。
happy → happily(幸せに、楽しく)
3<形容詞の語尾の「e」は、そのままにして「ly」をつける>
「extreme」などの語尾「e」は、そのままにして「ly」をつけます。
extreme → extremely(極端に、ひじょうに)
例外があります。
「true」の場合は「e」を取ってから「ly」をつけます。
また、語尾が「able」、「ible」の場合は「e」を取ってから、「y」だけをつけます。
true → truly(真実に)
capable → capably(上手に)
sensible → sensibly(賢明に)
4<形容詞の語尾の「ll」には、「y」だけをつける>
「full」などの語尾「ll」には、「y」だけをつけます。
full → fully(十分に)
5<形容詞の語尾が「母音+l」には、「ly」をつける>
「beautiful」などの語尾「母音+l」には、そのまま「ly」をつけます。
beautiful → beautifully(美しく)
final → finally(ついに)

2副詞の作り方(例外1)
例外として①形容詞と副詞の形が全く違うもの、②形容詞と副詞の形が同じもの、③形容詞としてだけ使われるものがあります。
①の形容詞と副詞の形が違う例として、形容詞「good」の副詞は「well」になります。「good」を副詞として普通は使いません。
②の形容詞と副詞の形が同じ例では「fast」などがあり、よく使われるものが多いです。たとえば次のような例があります。これらは当然形容詞としても使うことができます。
late(遅れて)
near(近くに)
hard(熱心に)
high(高く)
direct(まっすぐに)
enough(十分に)
daily(毎日)
low(低く)
The streetcar arrived ten minutes late.(市電は10分遅れで到着した。)
He worked hard.(彼は一生懸命働いた。)
An airplane flew low.(飛行機は低空で飛んだ。)
③の形容詞としてだけ使われる例には「lonely」があります。
①の形容詞と副詞の形が違う例として、形容詞「good」の副詞は「well」になります。「good」を副詞として普通は使いません。
②の形容詞と副詞の形が同じ例では「fast」などがあり、よく使われるものが多いです。たとえば次のような例があります。これらは当然形容詞としても使うことができます。
late(遅れて)
near(近くに)
hard(熱心に)
high(高く)
direct(まっすぐに)
enough(十分に)
daily(毎日)
low(低く)
The streetcar arrived ten minutes late.(市電は10分遅れで到着した。)
He worked hard.(彼は一生懸命働いた。)
An airplane flew low.(飛行機は低空で飛んだ。)
③の形容詞としてだけ使われる例には「lonely」があります。
3副詞の作り方(例外2)
上で説明した形容詞と副詞の形が同じものでも、語尾に「ly」のつくものがあります。
たとえば形容詞の「direct」には、「direct」と「directly」の2つの副詞があります。
この2つの副詞の意味はあまりかわりませんが、全く意味が変わる副詞もあります。
次は意味が変わらない例と変わる例です。
・<意味があまり変わらない例>
quick(すばやく)
slow(ゆっくり)
loud(大声で)
clear(はっきりと)
tight(かたく)
bright(明るく)
・<意味が変わる例>
hard(熱心に)→ hardly(ほとんどしない)
close(近く)→ closely(綿密に)
late(遅れて) → lately(最近)
high(高く)→ highly(非常に)
near(近くに)→ nearly(ほとんど)
He stayed up late.(彼は遅くまで起きていた。)
[stay up = 寝ないで起きている(= sit up)]
He has published the book lately.(彼は最近本を出版した。)
He can sing high.(彼は高い声で歌うことができる。)
He was highly pleased.(彼は非常に喜んだ。)
たとえば形容詞の「direct」には、「direct」と「directly」の2つの副詞があります。
この2つの副詞の意味はあまりかわりませんが、全く意味が変わる副詞もあります。
次は意味が変わらない例と変わる例です。
・<意味があまり変わらない例>
quick(すばやく)
slow(ゆっくり)
loud(大声で)
clear(はっきりと)
tight(かたく)
bright(明るく)
・<意味が変わる例>
hard(熱心に)→ hardly(ほとんどしない)
close(近く)→ closely(綿密に)
late(遅れて) → lately(最近)
high(高く)→ highly(非常に)
near(近くに)→ nearly(ほとんど)
He stayed up late.(彼は遅くまで起きていた。)
[stay up = 寝ないで起きている(= sit up)]
He has published the book lately.(彼は最近本を出版した。)
He can sing high.(彼は高い声で歌うことができる。)
He was highly pleased.(彼は非常に喜んだ。)
「close」は[klo'us]と発音します。「close」は動詞としても使うことができますが、その場合は[klo'uz]と発音します。意味は「閉じる」や「終わる」です。
また、「lately」には同じ意味で「recently」、「of late」があります。
しかし「lately」については、基礎からの英語学習Day64からふれる現在完了形で使うのが普通です。
英語学習の参考として、時間があるときに読んでみてください。
almostについて(英語学習の豆知識h-5c)
レッスンの確認問題
ワンランク上の練習問題
今日のレッスンはこれで終わりです。
お疲れ様でした。
