86回のレッスンで
基礎から英文法をマスター
Day 59
比較の基本
今回からは比較についてです。
比較の基本的な意味と、比較級の作り方についてふれていきます。
1比較の基本
しかし比較の形にした「older」には、「より古い」という意味があります。この「より~」というのが、比較の基本的な意味です。
「old」に「er」がついて比較変化したのが「older」ですが、この「er」が語尾につくことは比較変化の基本になります。そして比較変化した形を、「比較級」といいます。
比較級は、形容詞や副詞が変化したものです。
また、比較級に対して、元の形容詞や副詞のことを「原級」といいます。
She is 35 years old. He is 27 years old. She is older.
(彼女は35歳です。彼は27歳です。彼女のほうが歳をとっています。)
「old」の比較級には「elder」というものもありますが、「elder」は兄弟姉妹の中で年上を表すのに使います。(年下には「younger」を使います。)
He is my elder brother.(彼は私の兄です。)
She is my younger sister.(彼女は私の妹です。)
His bag is 3000 yen. My bag is 2000 yen. My bag is cheaper.
(彼の鞄は3000円です。私の鞄は2000円です。私の鞄のほうが安いです。)
「cheap」の「安い」と似た意味で「inexpensive」があります。
違いは、「cheap」には「安い」の他に「質が悪い」という意味も含まれていることです。したがって It is a cheap novel. は、「それはくだらない小説です。」という意味にもなります。
それに対して「inexpensive」にはそのような意味がなく、「費用がかからない」や「この値段にしてはいいもの」という意味があります。
2比較変化のしかた(比較級の作り方)
一部の例ですので、どのように変化をするのかをただ感じでつかんでください。
1<たいていの短い語>
語尾に「er」をつけます。
old → older
cheap → cheaper
2<語尾が「e」で終わる語>
語尾の「e」の後に「r」をつけます。
large → larger
nice → nicer
3<語尾が「短母音+子音1つ」で終わる語>
その子音を重ねてから「er」をつけます。
big → bigger
hot → hotter
4<語尾が「子音+y」で終わる語>
「y」を「i」に変えてから「er」をつけます。
happy → happier
5<音節が2つで「ful」などで終わる語>
音節が2つあって語尾が「ful」、「less」、「ous」、「ish」、「ing」、「ive」で終わっている語は、その前に「more」をおきます。
famous → more famous
useful → more useful
6<音節が3つ以上ある語>
音節が3つ以上ある語は、その語の前に「more」をおきます。
difficult → more difficult
7<不規則に変化するもの>
形容詞や副詞の中には全く別の形に変化するものがあります。
たとえば「good」は「gooder」にはなりません。「good」の比較級は「better」です。
good | → | better | little | → | less | |
bad | → | worse | many | → | more | |
ill | much |
英語学習の参考として、時間があるときに読んでみてください。
the more ~, the more ~ (~をすればするほど)について

今日のレッスンはこれで終わりです。
お疲れ様でした。
