英語喫茶~英語・英文法・英会話~
基礎からの英語学習

英語喫茶基礎からの英語学習wouldとshouldの応用 Day85>仮定法の「should」について



86回のレッスンで
基礎から英文法をマスター

(参考)


仮定法の「should」について

 まずは次の例を見てください。
 ①I suggested that she leave at once.
 (彼女がすぐに出発することを提案した。)
 ②It is necessary that he go to bed early for his health.
 (健康を考えると彼は早く寝る必要があります。)

 これらの文で①の「she」に続く「leave」と、②の「he」に続く「go」を見ると、どちらも動詞の原形になっていますが、文法的には正しいです。
 それは「要求」や「提案」、「必要」を表す動詞や形容詞に続いている「that節」は、動詞の原形を使う「仮定法現在」にするからです。
 この場合に相当する動詞には「ask」、「recommend」、「require」などがあります。また形容詞には「desirable」、「essential」などがあります。
 次も同様の例です。使われている動詞や形容詞から、that節の中は仮定法現在になっています。

 I recommended that she confess her secret to him.
 (私は彼女が彼に秘密を告白するようにすすめた。)
 It is essential that my son get a doctor.
 (私の息子は博士号を取得することが不可欠です。)


 このように「要求」や「提案」、「必要」を表す動詞や形容詞の「that節」に仮定法現在が使われるのは、その動詞や形容詞の意味から「意志」が含まれるからです。
 要求や提案も実現されるのかは未定であり仮定的なことですが、それでも想像とは異なるので仮定法現在が使われるようになります。

 しかし、上のようにするのは、主にアメリカ英語においてです。
 イギリス英語では「should」を使います。したがって上の例文について、イギリス英語では次のようになります。

 I recommended that she should confess her secret to him.
 It is essential that my son should get a doctor.


 最近ではイギリス英語でも「should」を省略して、仮定法現在を用いることが多くなってきています。
 また仮定法に対して、単に事実をいうことを「直説法」といいますが、イギリス英語では「should」を使わずに、直説法の動詞(普通の動詞)を使う場合もあります。
 I recommended that she confesses her secret to him.



 英語喫茶の基礎からの英語学習とやさしい英会話の表現等は、大学の先生方の協力により細部までチェックを入れて作成しています。


Copyright(c) 英語喫茶~英語・英文法・英会話~ :サイト内の文章・図等の無断掲載を禁じます