英語喫茶~英語・英文法・英会話~
基礎からの英語学習

英語喫茶基礎からの英語学習関係代名詞which Day80>関係代名詞「which」の非制限用法について



86回のレッスンで
基礎から英文法をマスター

(参考)


関係代名詞「which」の非制限用法について

 関係代名詞の制限用法と非制限用法については、英文法の発展的学習28でふれていますが、ここでは「which」の非制限用法についてもう少しふれていきます。
 これも先行詞を明確にするわけではなく、その先行詞に説明を加えていきます。そして、「which」の前には「,」を置きます。

 I borrowed her books, which are difficult for me.
 (私は彼女の本を借りましたが、それらは私にとって難しいです。)

 この「which」は「her book」を特に明確にすることなく、さらに説明を加えています。
 この場合、「彼女から借りた「全ての本」が、私にとって難しい。」という意味を持っています。

 また、「and」や「but」などの意味にもなります。

 The jewel, which I gave to her, is her favorite.
 (私があげた宝石は彼女のお気に入りです。)
 He wrote her a letter, which she didn't answer.
 (彼は彼女に手紙を書きましたが、彼女は返事を出しませんでした。)


 非制限用法の「which」は、目的語に相当していても省略することができません。
 また、非制限用法は文語的になりますので、口語で表す場合は「and」や「but」などを使って表します。

 ところで、「which」の非制限用法には、上のように語句を先行詞にするほかに、節の内容を先行詞にすることもできます。

 He quit the job, which was not surprising.
 (彼は仕事を辞めたが、驚くことではなかった。)
 John said he could swim, which was a lie.
 (ジョンは泳げると言ったが、それはうそでした。)

 上の例において、「which」は前の節の内容をそのまま表したかたちになっています。



 英語喫茶の基礎からの英語学習とやさしい英会話の表現等は、大学の先生方の協力により細部までチェックを入れて作成しています。


Copyright(c) 英語喫茶~英語・英文法・英会話~ :サイト内の文章・図等の無断掲載を禁じます