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Day 56

条件の接続詞 ifとwhether

 今回はifによる条件を表す接続詞についてふれていきます。
 またwhetherについても見ていきます。

基礎からの英語学習-1項目目

「if」(もしも、)


   「if」は「もしも~なら」というように、「条件」を表すことができます。
 たとえば If you run, you will get there in time. は「もしもあなたが走れば、間に合うだろう。」という意味です。この If you run が条件を表し、you will get there in time がそのために生じることを表します。

ifによる条件の意味の用法について ifによる条件の意味の用法について


 If you speak slowly, I can understand you.
 (もしもゆっくり話してくれたら、私はあなたの言うことが理解できます。)
 If you have any problems, I'll help you.
 (もしも何か問題があるのならば、手伝ってあげますよ。)
 If you don't have any money, I can lend you some.
 (もしもお金が全くないのなら、いくらか貸してあげられます。)
 If John calls, tell him I'll call back later.
 (もしもジョンが電話をしてきたら、彼にあとから電話をすると伝えてください。)
 If you are tired, we will go home.
 (もしも疲れているのならば、家に帰りましょう。)

 if節(if+主語+動詞)の中では、たとえ未来を表す意味でも、現在形を使います。(このことについては前回の後半で説明しています。基礎からの英語学習Day55を参照してください。
 If you run も、意味の上では If you will run というように未来を表します。しかし普通は、上のように「will」を使いません。


 人の意志を表す場合は、「will」をそのまま使います。意志も未来を表していることに変わりはありませんが、省略をするのは単純に未来を表す「will」になります。






基礎からの英語学習-第2項目目

「if」(~かどうか)


   「if」は「もしも~なら」だけではなくて、「~かどうか」というように選択的な意味で使うこともできます。この場合の「if節」では、未来のことを表す場合に「will」を省略しないでそのまま使います。これは上の「1」の「if」が副詞節なのに対して、この「if」は名詞節だからです。

 「節」とは、簡単に言うと「主語+動詞」のことです。
 副詞節とはその名の通り、副詞的に使われる節です。これは時や条件、理由などを表す接続詞が入ります。そしてある程度独立した形で、文の説明を加えます。
 それに対して名詞節とは、名詞的に使われる節です。その節が動詞の目的語として使われたりします。次の文では「if節」全体が、「know」の目的語として使われています。

 Do you know if she will come to the party?
 (彼女がパーティーに来るかどうかを知っていますか。)
 I wonder if he will be back.(彼は戻ってくるだろうか。)


 「if」において「will」を使うかどうかの簡単な区別は、「もしも~なら」の意味なら使いませんが、「~かどうか」の意味で未来のことなら使います。

 (「wonder if」については基礎からの英語学習Day57を参照してください。)








英文法の休息







基礎からの英語学習-第3項目

「whether」(~かどうか)


   「whether」は上の「2」の「if」と同じで、「~かどうか」の意味で使うことができます。さらに「whether」は、主語として使うこともできます。これに対して「if」はできません。

 I don't know whether she will come.
 (彼女が来るのかどうかわかりません。)
 She asked me whether he is in Hakodate or he is in Sapporo.
 (彼女は私に、今彼が函館にいるのかそれとも札幌にいるのかをたずねた。)
 Whether we can hold 5% of the stock is a matter of life or death.
 (5%の株を保有できるかどうかは死活問題です。)

 「if」が使えない場合を除いては、「if」を使うほうが口語的です。
 それでも「~かどうか」を表したいのに、文脈から「もしも」と訳されるような場合は、それをはっきりさせるために「whether」を使います。


 「or」と一緒に使う場合は「whether」を使うほうが多いです。(特に「or not」と一緒に使う場合です。)

 It is uncertain whether she will be arrested or not.
 (彼女が逮捕されるかどうかは不確かだ。)


英文法の発展的学習へ even if、thoughとalthoughによる発展的学習は英文法の発展的学習18を参照してください。




レッスンの確認問題
 このレッスンにおいて、確認をするための問題です。余裕がありましたら、チェックしてみてください。

基礎からの英語学習-確認問題1
もしものif の使い方について
問題数:5問

選択式問題の解説


 





ワンランク上の練習問題
 記述式の練習問題です。半角英数字で解答してください。

基礎からの英語学習-記述式練習問題1
if文について
問題数:5問

記述式問題の解説

 



今日のレッスンはこれで終わりです。
お疲れ様でした。





英語の条件の接続詞 基礎からの英語学習56日目カット  







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