英語喫茶~英語・英文法・英会話~
基礎からの英語学習

英語喫茶基礎からの英語学習>数の形容詞、a fewとa little、anyとsomeなど(形容詞) Day23



84回のレッスンで
基礎から英文法をマスター

Day 23

数の形容詞、a fewとa little、anyとsomeなど(形容詞)

 今回も数についての形容詞です。a few と a little の使い方や、any と some の使い方についてふれていきます。
 また、倍数と分数、小数の言い方、さらにseveralの使い方についても見ていきます。

基礎からの英語学習-1項目目

「a few」と「a little」(少しの)


   「a few」と「a little」は、どちらも「少しの~」という意味です。「a few」は可算名詞に、「a little」は不可算名詞に使われます。また「a few」の後の名詞は、複数形になります。

 I can speak a few words of French.
 (私は少しのフランスの言葉を話せます。)
 She drank a little wine.(彼女は少しのワインを飲みました。)


 それぞれの前にある「a」を取った、「few」と「little」だけでは意味が変わってしまいます。「ほとんどない」や「少ししかない」というように、「否定的」な意味になります。

 I have few friends.(友人がほとんどいません。)
 I have little time.(時間がほとんどありません。)


 しかし、この否定的な「few」と「little」は上のように単独で使わずに、「hardly any」を代わりに使うか、否定文において「many」や「much」を使うのが普通です。

 I don't have many friends.
 I don't have much time.


英文法の発展的学習へ a fewとa littleの発展的学習は英文法の発展的学習 6を参照してください。






基礎からの英語学習-第2項目目

「any」と「some」(いくつかの)


   「any」と「some」は、「いくつかの~」という意味です。可算名詞と不可算名詞に関係なく使うことができます。しかし「any」は否定文と疑問文、「some」は肯定文に使うのが普通です。

 I have some money.(私はいくらかのお金を持っています。)
 Do you have any brothers?(だれか兄弟はいますか。)
 I don't have any CD.(私はCDをまったく持っていません。)


 否定文の「any」は、上のように「少しもない」という意味になります。これは not...any の語順で使うことで、完全な否定の文になるからです。この場合否定語の「not」は、「any」の前に置きます。後ろのほうには置くことができません。


 「some」と「any」には「いくつかの」という意味がありますが、含まれているニュアンスが少し違います。「any」は「不特定」を含みますが、「some」は「あるもの」というように、「ぼんやりとした特定物」を意味に含みます。

 I saw you in some newspaper.(私はあなたをある新聞で見ました。)


 また、肯定文で「any」を使う場合は、「どんなものでも」というように異なる意味になります。

 You can have any cake on the table.
 (テーブルのどのケーキを食べてもいいです。)


 意味的に「any」は「不特定のもの」、「some」ははっきり特定しませんが「ある一定のもの」を指します。そこであることを期待して話す場合には、疑問文でも「some」を使うことになります。

 Did you buy some coffee?
 (コーヒーを買ってきてくれましたか。)


 あることを期待するのは、「勧誘」をするときも同じです。

 Why don't you have some tea?(お茶でもいかがですか。)


 (「Why don't you」については基礎からの英語学習Day18を参照してください。)








英文法の休息







基礎からの英語学習-第3項目

倍数、分数、小数について


   ここで倍数と分数、そして少数の言い方についてふれていきます。

・<倍数について>
 2倍は「double」、3倍は「treble」または「triple」といいます。他には数詞に「fold」をつけて2倍は「twofold」、3倍は「threefold」ということもできます。

 I ate a double portion.(私は2人前を食べた。)


 「multiple」と「manifold」には、「多様の」という意味があります。


 同じ倍数でも「times」を数詞に続けて表すこともできます。しかし、2倍は「twice」というのが普通です。そして3倍からは「three times」というようになります。

 I am twice your age.(私はあなたの2倍の年齢です。)


 Five times ten is fifty.
 (10×5は50です。)

 上の例で、日本語から見ると英語では、「10」と「5」が逆になります。


・<分数について>
 分数は「分子→分母」の順番で読みます。そして分子には「数詞」、分母には「序数詞」をおきますが、分子が2以上になると分母の序数詞には、「s」をつけます(複数形になります)。

 ただし分母の「2分」には「half」を使います。「second」は使いません。
 また、「4分」には「quarter」もよく使われます。

 4分の1 → one- fourth
 5分の1 → one- fifth
 5分の2 → two- fifths

 30分 → a half hour
 1/4ヤード → a quarter yard


・<小数について>
 小数点の読み方には「point」と「decimal」の2通りがあります。また小数点以下の数字は1文字ずつ読みます。次は読み方の例です。

 3.14 → three point one four






基礎からの英語学習-第4項目目

「several」(いくつかの)


   「several」は「いくつかの」という意味ですが、実際の数量は漠然としています。たとえば「2~10」くらい、「5~6」くらい、「a few」より多いけれども「many」より少ないなどです。文脈やその時の感じ方によるとも言われています。
 そのような意味では「some」に似ていますが、「several」は「可算名詞」にしか使うことができないという違いがあります。

 He has several watches.(彼は数個の腕時計を持っています。)
 I stayed at a hotel for several days.
 (私は数日間ホテルに泊まりました。)


 「many」と「much」、「(a) few」と「(a) little」が意味する数量は、実際の数や量のことではありません。人が比較した結果や、感じた「多さ」または「少なさ」のことです。

 たとえば、2万人がサッカーを見に行ったら次のようにいうことができます。

 Many people went to the stadium.
 (多くの人達がスタジアムに行った。)


 ところが上と同じ2万人であったとしても、もっと大きな催しに2万人が行くとすると次のようになるでしょう。

 Few people went to the expo.
 (ほとんどの人達が博覧会に行かなかった。)




レッスンの確認問題
 このレッスンにおいて、確認をするための問題です。余裕がありましたら、チェックしてみてください。

基礎からの英語学習-確認問題1
a few とa little の使い方について
問題数:5問

選択式問題の解説

基礎からの英語学習-確認問題2
any とsome の使い方について
問題数:5問

選択式問題の解説


 





ワンランク上の練習問題
 記述式の練習問題です。半角英数字で解答してください。

基礎からの英語学習-記述式練習問題1
a few と a little について
問題数:5問

記述式問題の解説

基礎からの英語学習-記述式練習問題2
some と any について
問題数:5問

記述式問題の解説

 



今日のレッスンはこれで終わりです。
お疲れ様でした。





数の形容詞、a few と a little 、any と some など 基礎からの英語学習23日目カット  







<英語喫茶トップページへ>




 英語喫茶の基礎からの英語学習とやさしい英会話の表現等は、大学の先生方の協力により細部までチェックを入れて作成しています。


Copyright(c) 英語喫茶~英語・英文法・英会話~ :サイト内の文章・図等の無断掲載を禁じます