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てはじめの英語学習


英語喫茶てはじめの英語学習>受動態 17日目



28回のレッスンで
英文法の入門的基礎を習得
入門・学習前の下準備として

17日目

受動態

受動態についての基本的な作り方です。

1受動態の基本的な作り方

 受動態とは、主語が「~をされる」ということを表す文をいいます。
 いわゆる、受け身ともいわれている文のことです。基本的な型は<主語+be動詞+過去分詞>で、これにあてはめるだけで受動態の文を作ることができます。

 主語の後にはbe動詞を置きますが、その後には過去分詞を置くことに注意してください。過去形ではありません。

 それから、「誰にされるのか」を表したい場合は、「by+人の名前(名詞)」を加えます。


 たとえば The novel was written by John. は「その小説はジョンによって書かれた。」という意味の文です。
 主語は「The novel(小説)」で、これが「was written(書かれた)」ことになります。そして書いたのは「by John(ジョンによって)」です。
 元の文(能動態)は、John wrote the novel.「ジョンは小説を書いた。」とすることができますが、次はこの文から、受動態になるまでの過程です。


受動態について 受動態について



 My room was cleaned up by my mother.
 (私の部屋は母によって掃除されました。)
 These pictures were taken by her.
 (これらの写真は彼女によって撮られました。)
 [taken(過分)- take(現)- took(過)]







英文法の休息









2受動態を作る意味

 英語の語順は、通常「主語+動詞+目的語」です。しかし受動態は、目的語をわざわざ文頭に持ってくることになります。
 そのことから元の主語よりも、目的語のほうに重点がある場合に受動態を使うことになります。

 また、元の主語がわからない場合にも、受動態を使うことになります。
 たとえば Someone stole my wallet.「誰かが私の財布を盗みました。」や、Someone broke the window.「誰かが窓ガラスを割りました。」よりも、次のようにするのが普通です。

 My wallet was stolen.(私の財布が盗まれました。)
 The window was broken.(窓ガラスが割られました。)

 わからない主語については、「by」を加えることなく、省略されます。




レッスンの確認問題
 このレッスンにおいて、確認をするための問題です。余裕がありましたら、チェックしてみてください。

てはじめの英語学習確認問題1
受動態の作り方について
問題数:5問

選択式問題の解説






今日のレッスンはこれで終わりです。
お疲れ様でした。




てはじめの英語学習17日目カット







 英語喫茶の基礎からの英語学習とやさしい英会話の表現等は、大学の先生方の協力により細部までチェックを入れて作成しています。基礎からの英語学習は科学研究費助成事業(科研費)の研究対象になっています。