もう少しだけ踏み込んだ英語学習
英文法の発展的学習
29
関係代名詞whichの応用
1前置詞の目的語の「which」
「of which」は所有をあらわしますが、この他に「to which」や「for which」、「with which」のように関係代名詞の「which」が前置詞の目的語になる場合があります。次の例を見てください。
The discussion to which we introduced a new plan is under consideration.
(私達が新しい計画を持ち出した討論は、議論中です。)
ここで使われている関係代名詞の「which」は「to」の目的語になっています。
この文は次の2文からできています。
①The discussion is under consideration.
②We introduced a new plan to it.
②の「it」が①の「The discussion」のことです。そして②の「it」を「which」に置き換えて、前置詞の「to」と一緒に②の文頭に持ってきてから①に挿入して文を一緒にしています。
前置詞の目的語の「which」は省略をすることができません。
口語では前置詞が残されて「which」だけが前に移動してきます。その場合の「which」は省略されます。
The discussion we introduced a new plan to is under consideration.
これは他の関係代名詞でも同じです。
The man to whom we'll apply this rule committed an injustice.
(私達がこの規則を適用するその人は、不正を働きました。)
上の文は、次の2つからできています。
①The man committed an injustice.
②we'll apply this rule to him.
口語では前置詞が残されます。そして関係代名詞は省略されます。
The man (who) we'll apply this rule to committed an injustice.
「whom」を残す場合は、そのまま残さずに上のように「who」にするのが口語的です。
The discussion to which we introduced a new plan is under consideration.
(私達が新しい計画を持ち出した討論は、議論中です。)
ここで使われている関係代名詞の「which」は「to」の目的語になっています。
この文は次の2文からできています。
①The discussion is under consideration.
②We introduced a new plan to it.
②の「it」が①の「The discussion」のことです。そして②の「it」を「which」に置き換えて、前置詞の「to」と一緒に②の文頭に持ってきてから①に挿入して文を一緒にしています。


前置詞の目的語の「which」は省略をすることができません。
口語では前置詞が残されて「which」だけが前に移動してきます。その場合の「which」は省略されます。
The discussion we introduced a new plan to is under consideration.
これは他の関係代名詞でも同じです。
The man to whom we'll apply this rule committed an injustice.
(私達がこの規則を適用するその人は、不正を働きました。)
上の文は、次の2つからできています。
①The man committed an injustice.
②we'll apply this rule to him.
口語では前置詞が残されます。そして関係代名詞は省略されます。
The man (who) we'll apply this rule to committed an injustice.
「whom」を残す場合は、そのまま残さずに上のように「who」にするのが口語的です。
2関係代名詞「which」の非制限用法
関係代名詞「which」の非制限用法も先行詞を明確にするわけではなく、その先行詞に説明を加えていきます。そして、「which」の前には「,」をおきます。
I borrowed her book, which is difficult for me.
(私は彼女の本を借りましたが、それは私にとって難しいです。)
この「which」は「her book」を特に明確にすることなく、その説明を加えています。この場合、「and」や「but」の意味になります。
The jewel, which I gave to her, is her favorite.
(私があげた宝石は彼女のお気に入りです。)
He wrote her a letter, which she didn't answer.
(彼は彼女に手紙を書きましたが、彼女は返事を出しませんでした。)
ところで、「which」の非制限用法には、上のように語句を先行詞にする他に、文の内容を先行詞にすることもできます。
He quit the job, which was not surprising.
(彼は仕事を辞めたが、驚くことではなかった。)
John said he could swim, which was a lie.
(ジョンは泳げると言ったが、それはうそでした。)
I borrowed her book, which is difficult for me.
(私は彼女の本を借りましたが、それは私にとって難しいです。)
この「which」は「her book」を特に明確にすることなく、その説明を加えています。この場合、「and」や「but」の意味になります。
The jewel, which I gave to her, is her favorite.
(私があげた宝石は彼女のお気に入りです。)
He wrote her a letter, which she didn't answer.
(彼は彼女に手紙を書きましたが、彼女は返事を出しませんでした。)
非制限用法の「which」は、目的語に相当していても省略することができません。
ところで、「which」の非制限用法には、上のように語句を先行詞にする他に、文の内容を先行詞にすることもできます。
He quit the job, which was not surprising.
(彼は仕事を辞めたが、驚くことではなかった。)
John said he could swim, which was a lie.
(ジョンは泳げると言ったが、それはうそでした。)
英文法の発展的学習 練習問題