もう少しだけ踏み込んだ英語学習
英文法の発展的学習
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倒置について
1倒置(その1)
「here」と「there」は相手の注意をひくために、文頭において使うことがあります。そうすると「ほら!~だ」という意味になりますが、語順が<主語+動詞>から<動詞+主語>にかわります。このように語順が逆になることを「倒置」といいます。(助動詞がある場合は、主語と助動詞が倒置されます。)
Here comes John.(ほら、ジョンがやってきた。)
There goes the bell!(ほら、鐘がなる。)
上のように「John」と「comes」、「the bell」と「goes」の語順が逆になります。けれども、「she」や「he」などの「代名詞」が主語になっている場合は倒置をしません。
Here she comes.(ほら、彼女がやってきた。)
強調をするために副詞を文頭におく場合は、このように倒置をすることがあります。しかし、常に起こるというわけではありません。
Ann was so excited that she could not speak.
(アンは興奮して話すことができなかった。)
上の「so excited」を強調するために文頭に置くと、次のようになります。
So excited was Ann that she could not speak.
上のように「Ann」と「was」が倒置されます。しかし後に続いている「that節」の中は倒置をしないでそのままにします。
Here comes John.(ほら、ジョンがやってきた。)
There goes the bell!(ほら、鐘がなる。)
上のように「John」と「comes」、「the bell」と「goes」の語順が逆になります。けれども、「she」や「he」などの「代名詞」が主語になっている場合は倒置をしません。
Here she comes.(ほら、彼女がやってきた。)
否定的な副詞(hardlyなど)を文頭におく場合は、代名詞に関わらず必ず倒置をします。
強調をするために副詞を文頭におく場合は、このように倒置をすることがあります。しかし、常に起こるというわけではありません。
Ann was so excited that she could not speak.
(アンは興奮して話すことができなかった。)
上の「so excited」を強調するために文頭に置くと、次のようになります。
So excited was Ann that she could not speak.
上のように「Ann」と「was」が倒置されます。しかし後に続いている「that節」の中は倒置をしないでそのままにします。
主語が代名詞の場合は倒置をしません。もしも「Ann」が「She」だったら、次のようになります。
So excited she was that she could not speak.
2倒置(その2)
同じ副詞でも、否定的な副詞を文頭においた場合は、常に倒置が起こります。この場合、たとえ主語が「代名詞」であっても必ず倒置をします。
このとき、動詞が助動詞やbe動詞でなければ「do」をおきます。たとえば次のようになります。
She hardly knew the news. → Hardly did she know the news.
(彼女はそのニュースをほとんど知らなかった。)
Rarely does he go for a drink.(彼はめったに飲みに行きません。)
Never will he know.(彼は知らないよ。)
Nowhere is this tendency.(この傾向はどこにもありません。)
上のように代名詞に関わらず必ず倒置をします。
このとき、動詞が助動詞やbe動詞でなければ「do」をおきます。たとえば次のようになります。
She hardly knew the news. → Hardly did she know the news.
(彼女はそのニュースをほとんど知らなかった。)
Rarely does he go for a drink.(彼はめったに飲みに行きません。)
Never will he know.(彼は知らないよ。)
Nowhere is this tendency.(この傾向はどこにもありません。)
上のように代名詞に関わらず必ず倒置をします。


これらの倒置は文語的になります。
英文法の発展的学習 練習問題
英語喫茶の基礎からの英語学習とやさしい英会話の表現等は、大学の先生方の協力により細部までチェックを入れて作成しています。基礎からの英語学習は科学研究費助成事業(科研費)の研究対象になっています。