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代名詞の「such」には、「そのような人」や「そのようなこと」という意味があります。
そして前に出ている語句や文を受けます。
代名詞の他に、形容詞としても用いられますが、ここでは代名詞の用法と形容詞の用法の2つについて解説をしています。
1.代名詞のsuch
「such」は代名詞として「そのような人」や「そのようなこと」という意味で、すでにでている語句や文の内容を受けて表すことができます。
a. Such is life.
(人生なんてそんなものです。)
b. Such is the case.
(事情はこの通りです。)
c. I bought tickets, such is the demand to see this game.
(私はチケットを買いました、それはこの試合を見るために必要とされます。)
上の例で用いられている代名詞の「such」ですが、「such」が既出の語句や文の内容を表しています。
2.形容詞のsuch
(1)形容詞のsuchが前に出ている語句や文の内容を受ける用法
形容詞の「such」は、「such+名詞」の形で用いられます。
「a」や「an」の冠詞が用いられる場合は、suchの後ろに置かれるところに注意が必要です。
その場合は「such+a(an)+名詞」の形になります。このとき冠詞の「the」は、普通用いられません。
この場合の「such」は、「そのような」という意味になります。
a. She did such a thing.
(彼女はそのようなことをしました。)
b. He is such a nice man.
(彼はそのように良い人です。)
(2)形容詞のsuchが後ろに出てくる語句や文の内容を受ける用法
形容詞の「such」が、その後ろに出てくる語句や文の内容を受けるには「as」と一緒に用いる用法があります。
a. I am not satisfied with such a small salary as this.
(私はこのような少ない給料には満足していません。)
b. Don't say such things as a joke.
(冗談でそのようなことを言ってはいけません。)
これまでの「such」は既出の語句や文の内容を受けていましたが、上のように「as」と一緒に用いることで、「as」以下の内容を受けるようになります。
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