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助動詞の基本(その3:can、have to、must、dare)〜英文法6
助動詞の基本(その3:can、have to、must、dare)






   「can」には「〜ができる」という「能力」の他に、「〜でありうる」という「一般的可能性」、「〜をしてよい」という許可の意味があります。
 型は<主語+can+動詞の原形>です。否定形は「can not」または「can't」ですが、「cannot」と一語にした形もあります。

・<能力の「can」>
 I can play the piano.(私はピアノが弾けます。)
 I can speak English.(私は英語を話せます。)
 We can't walk any more.(これ以上もう歩けません。)
 Can you ski?(あなたはスキーができますか。)
 Can you swim?(あなたは泳げますか。)


 Can you swim?とたずねられて「そんなに泳げません。」と答えたい場合にI can't swim.と言うと「全く泳げません。」という意味になります。つまり「私は金槌です。」と答えることになります。「can't」はこのように「全くできない」という意味になりますので、「そんなに泳げません。」と答えたい場合はI can't swim well.のように「well」などを続けます。

 Can you speak English?(あなたは英語を話せますか。)


 相手に対して直接たずねる場合に「Can you 〜 ?」は「〜ができるのですか」と露骨になる場合があります。その場合は「Do you 〜 ?」とたずねるほうが失礼にあたりません。(Do you speak English?)

・<一般的可能性の「can」>
 The kind of thing can be played by children.
 (この種のことは子供にもできうる。)
 You can't see her. She went abroad yesterday.
 (彼女に会うはずがない。昨日海外へ行ったのだから。)


 The kind of thing can be played by children.のように「肯定」の「can」は「〜もありうる」と「一般的な可能性」をあらわすので、そこは「〜かもしれない」と「推量」をあらわす「may」とは意味が違います。
 ただしYou can't see her.のような「否定文」または「疑問文」では、一般的可能性ではなくその場の可能性(推量)の意味になります。

・<許可の「can」>
 You can smoke in this room.(この部屋でタバコを吸ってもいいですよ。)
 You can't stay here.(ここにいてはいけません。)

・<許可を求める「can」>
 Can I speak to John?(「電話口で」ジョンと話せますか。)
 Can I have a few minutes?(少し時間がありますか。)
 Can I have this?(これをください。)


 許可を求めるときの型は<Can I+動詞の原形>です。「May I 〜 ?」のほうが丁寧ですが、丁寧すぎるので「Can I 〜 ?」が今ではよく使われます。







   「Can you 〜 ?」は「〜をしてくれませんか」と「依頼」をあらわすこともできます。会話でよく使われます。「Could」を使うとより丁寧な表現になります。
 型は<Can you+動詞の原形>です。


 Can you open the door?(そのドアを開けてくれませんか。)
 Can you turn off the light?(明かりを消してください。)
 [turn off = 明かりなどを消す (turn on = 明かりなどをつける)]
 Could you help me?(手伝ってもらえませんか。)


 Day6の「2」でふれた「Will you 〜 ?」よりも丁寧なのでよく使われる表現の1つになっています。







   「could」は「can」の過去形です。けれども能力以外で過去のことをあらわすことはあまりありません。

 She could speak French when she was young.
 (彼女は若い頃フランスを話すことができた。)
 He could swim.(彼は泳ぐことができた。)


 「could」で「能力」をあらわすには注意しなければならないことがあります。それは「過去に能力があった」ことだけしかあらわせないからです。
もしも実際の行動をあらわすのならば、代わりに「was(were) able to」を使わなければなりません。たとえば次の文では「could」は使えません。
 After she studied hard, she was finally able to pass the entrance exam.
 (彼女は一生懸命勉強してついに入学試験に合格することができました。)

 この文は、実際に試験に合格したことを話しているので、つまりは実際の行動をあらわすことになります。そこでこの文では「could」を使うことができません。
 上の2つの例文も「過去にあった能力」としてだけ使うことができますがHe could swim. が実際に「その場で泳いだ」のであればHe was able to swim.にしなければなりません。
 ただし、現在のことに対してはどちらも「can」であらわすことができます。それは現在の時点では能力も実際の行動も意味としては差が出てこないからです。そこで、「can」をどちらにも使うのが普通になっています。注意するのは過去の場合です。







   「have to」は「〜をしなければならない」という「義務」やその人にとって「必要」なことを意味します。義務の意味では「must」もありますが意味の比較については後ほどふれていきます。
 けれども「have to」には義務の意味でも、個人に与えられる社会的または一般的な義務の意味があります。「have to」は「have」と「to」の2語で助動詞として使われます。
 型は<主語+have to+動詞の原形>です。主語が三人称単数ならば「has to」です。

 I have to take an exam.(私は試験を受けなければなりません。)
 We have to go out.(でかけなければならない。)
 She has to get up early.(彼女は早くに起きなければならない。)


 「have to」の代わりに「have got to」が使われる場合もあります。けれども、I usually have to get up at six.のような「習慣」をあらわす場合は「have to」を使います。

 I had to do this work at once.
 (私はこの仕事をすぐにやらなければならなかった。)
 He had to help his mother yesterday.
 (彼は昨日母親を手伝わなければならなかった。)


 「had to」は「have(has) to」の過去形です。「have(has)」は「had」に変化します。また過去分詞も「had」です。
 未来をあらわす場合は「will」をつけて「will have to」にします。そうすると「〜をしなればならないでしょう」となります。







   「have to」は助動詞として使いますが、その否定形は「don't(doesn't)」を前におきます。意味は「〜をしなくてもいい」になります。

 You don't have to work very hard.
 (そんなに一生懸命働かなくてもいいですよ。)
 She doesn't have to explain this.
 (このことを彼女は説明する必要がありません。)


 「〜をしなくてもいい」という意味で「need not」と同じです。
「need」は動詞にも助動詞にも使われますが「need not」は助動詞の否定形になります。
 ただし、助動詞の「need」は否定文と疑問文にしか使われません。しかも動詞として使われることが多く、助動詞としてはあまり使われません。







   「have to」の疑問文は「Do(Does)」を文頭におきます。

 Do I have to work next Sunday?
 (次の日曜日は仕事をしなければなりませんか。)

 Do we have to get up early tomorrow morning?
 (明日の朝は早起きをしなければなりませんか。)
 Did they have to wait very long?
 (彼らはそんなに長く待たなければならなかったのですか。)


 「have to」の間に「only」を加えた「have only to」は「〜をしさえすればいい」となります。(「only」は「have」の前にきても構いません。)
 You have only to stay here.
(あなたはここにいさえすればいい。)
 You only have to do your best.(最善をつくせばいい。)







   「must」は「〜をしなければならない」と「義務」をあらわしますが、「have to」より強制の意味が強いです。また、「have to」とは違い個人的な義務の意味があります。つまり、外からの義務には「have to」、自分の義務には「must」を使うことになります。そこで、たとえば髪がのびて切らなければならないと自分で考えている場合は「must」を使うことになります。

 We must wait our turn.(順番を待たなければならない。)
 [turn = 順番]
 My car is very dirty. I must clean it.(車がひどく汚い。洗わなければ。)


 「must」の否定形は「must not」ですが「〜をしてはならない」と強い否定になります。つまり「禁止」の意味です。
 You must not smoke here.
 (ここでタバコを吸うことは禁止です。)
 You must not break your promise.(約束を破ってはならない。)
 [break one's promise = 人の約束を破る]
 このように「must not」は「禁止」をあらわしますが、それに対して「don't have to」は「〜をしなくてもいい」と「不必要」をあらわす違いがあります。

 また「must」には「have to」と違って過去形や未来形がありません。つまり語形変化がありませんので普通は現在のことにしか使われません。そこで、時制の一致で「must」を過去形にしなければならないような場合でも、そのままmustを使うことができます。時制の一致についてはDay24でふれていきます。







   「must」は義務の他に「〜にちがいない」と「強い推量」もあらわします。「must be 〜」であらわすことが多いです。

 He must be very old.(彼はとても高齢にちがいない。)
 She must be tired.(彼女は疲れているにちがいない。)


 「must」の後には「状態」をあらわす動詞が続く場合があります。
 You must know it.(あなたはそれを知っているに違いない。)







   「dare」は「あえて〜をする」や「〜をする勇気がある」という意味ですが、動詞として使われることが多いのでここは軽く見ておくだけで構いません。
 助動詞としては否定文と疑問文にしか使われません。(「need」と同じです。)

 She dare not come here.(彼女はここに来る勇気がない。)






今日のレッスンはこれで終わりです。
お疲れ様でした。







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