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 could 助動詞

 「could」は「can」の過去形です。
 しかし能力以外の意味で、過去のことを表すことはあまりありません。

 She could speak French when she was young.
 (彼女は若い頃フランス語を話すことができた。)
 He could swim.(彼は泳ぐことができた。)


「could」で「能力」を表すには、注意しなければならないことがあります。
 それは「過去に能力があった」ということだけしか表せないからです。
 もしも実際の行動をあらわすのならば、代わりに「was(were) able to」を使わなければなりません。
 たとえば次の文では「could」は使えません。

 After she studied hard, she was finally able to pass the entrance exam.
 (彼女は一生懸命勉強してついに入学試験に合格することができました。)

 この文は、実際に試験に合格したことを話しています。
 上の2つの例文も「過去にあった能力」としてだけ使うことができます。
 He could swim. が、実際に「その場で泳いだ」意味であれば、He was able to swim. にしなければなりません。

 現在のことに対しては「can」と「be able to」のどちらも使うことができます。
 それは能力と実際の行動は、意味としては差が出てこないからです。
 そこで現在のことについては、「can」を使うのが普通になっています。
 注意するのは過去の場合です。


 (couldについては(canとともに説明してます)法助動詞(1以降)も参照。)








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