英語喫茶~英語・英文法・英会話~

英文法の解説


英語喫茶英文法の解説>not a fewとnot a little



英文法の解説

英文法を品詞ごとなど
詳細に解説




 not a fewとnot a little

 a fewとa littleはどちらも「少しの~」というように、数量が少しという意味です。
 そしてa fewは可算名詞で用い、a littleは不可算名詞で用います。
 aがつかない、fewとlittleはそれぞれ「ほとんどない」という意味です。
 そこでa fewとfew、それとa littleとlittleは意味が異なることになります。
 このことについては、a fewとa littleについての中で解説をしています。

 ところでquiteが、a fewとa littleの前に置かれた、quite a fewとquite a littleの用法もあります。
 これらは数量が「かなり多くの」という意味になります。
 このことについては、quite a fewとquite a littleの中で解説をしています。
 そしてこれらと類似する意味で、not a fewとnot a littleの用法があります。
 Quiteの代わりにnotを用いていますが、notを用いていることでa fewとa littleを否定した意味にもなり、意味上は数量が「かなり多い」ことをあらわします。
 これはa fewとa littleの「少ない」という意味を、notで「少なくない」という意味にするからです。
 ここではこのことについて解説をします。

1.not a fewについて
 a fewは「少しの~」という意味で可算名詞に用いられます。
 このa fewの前にnotを置くことで、この「少しの」の意味が「少なからず」という意味になります。
 まずは比較のために、次はa fewの例になります。

 a. We saw a few people at the event.
  (私たちはそのイベントで少しばかりの人たちを見かけました。)
 b. We faced a few problems during the process.
  (私たちはその過程の中でいくつかの問題に直面しました。)
 c. I bought a few souvenirs yesterday.
  (私は昨日いくつかのお土産を買いました。)

 上の3例についてa fewの代わりに、not a fewを用いると次のようになります。

 d. We saw not a few people at the event.
  (私たちはそのイベントで少なくはない人たちを見かけました。)
 e. We faced not a few problems during the process.
  (私たちはその過程の中で少なくはない問題に直面しました。)
 f. I bought not a few souvenirs yesterday.
  (私は昨日少なくはないお土産を買いました。)

  a fewで「少し」の意味をあらわしていたのが、上の3例では「少なくはない」とうい意味になっています。
 dですが、a few peopleで「少しばかりの人たち」は、not a few peopleで「少なくはない人たち」の意味になります。
 eでもa few problems「いくつかの問題」は、not a few problemsで「少なくはない問題」の意味になります。
 fも同様になります。
 これらは「少なくはない」という意味ですが、結局は「かなり多い」という意味にもなります。そのことから、意味としてquite a fewの意味に類似します。
 たとえばこれらの3例についてquite a fewに書き換えると次のようになります。

 g. We saw quite a few people at the event.
  (私たちはそのイベントでかなり多くの人たちを見かけました。)
 h. We faced quite a few problems during the process.
  (私たちはその過程の中でかなり多くの問題に直面しました。)
 i. I bought quite a few souvenirs yesterday.
  (私は昨日かなり多くのお土産を買いました。)

 上の3例はquite a fewで書き換えた例ですが、gのquite a few peopleは「かなり多くの人たち」の意味で、hのquite a few problemsは「かなり多くの問題」の意味です。
 not a fewは「少なからず」という意味ですが、結局は「かなり多くの」という意味に類似します。
 not a fewとquite a fewは意味が類似していますが、ニュアンスが異なります。

2.not a littleについて
 a littleも「少しの~」という意味ですが、これにnotを用いてnot a littleにすると「少なくはない」という意味になります。
 a fewとnot a fewが可算名詞に用いられるのにたいして、a littleとnot a little1は不可算名詞に用いられます。
 またa littleは不可算名詞に用いられることから、形容詞にも用いられます。
 まずは比較のために、次はa littleの例です。

 i. I have a little time this afternoon.
  (私は今日の午後に少しの時間がありますよ。)
 j. I got a little sleep last night.
  (私は昨夜は少しの睡眠をとりました。)
 k. I'm a little tired today because I didn't sleep well last night.
  (昨夜はよく眠れなかったので、私は今日は少し疲れています。)

 上の3例をa littleの代わりにnot a littleを用いると次のようになります。

 l. I have not a little time this afternoon.
  (私は今日の午後に少なからずの時間がありますよ。)
 m. I got not a little sleep last night.
  (私は昨夜は少なからずの睡眠をとりました。)
 n. I'm not a little tired today because I didn't sleep well last night.
  (昨夜はよく眠れなかったので、私は今日は少なからず疲れています。)

 a litleで「少しの」のあらわしていたi~kの例は、not a littleを用いることで「少なからず」という意味をあらわしています。
 a little「少ない」をnotで否定する形になりますが、そこで「少なくはない」という意味なり、そこから派生した意味で結局は「かなり多い」という意味になっていきます。
 lのnot a little timeは、「少なからずの時間」という意味で、mのnot a little sleepは「少なからずの睡眠」という意味になります。
 そしてnではnot a little tiredとなっていますが、このtiredは形容詞です。littleは量をあらわすことからtired「疲労」の量を意味としてあらわします。
 not a little tiredは「少なからずの疲労」という意味になります。
 「少なからず」とは「かなり多い」という意味にもなり、それはquite a littleに意味上類似しますが、上の3例についてquite a littleで書き換えた場合は次のようになります。

 o. I have quite a little time this afternoon.
  (私は今日の午後にかなりの時間がありますよ。)
 p. I got quite a little sleep last night.
  (私は昨夜はかなりの睡眠をとりました。)

 上のlとmについてquite a littleで書き換えたのがoとpになります。
 ところで3例のうちnについては、quite a littleで書き換えた例がありませんが、実はnには形容詞tiredが用いられていることからquite a littleで書き換えることを通常しません。
 それはquite a littleは不可算名詞に用いることが普通で、形容詞には通常用いないからです


※not a littleとquite a littleにおける形容詞について
 q. I'm a little tired today.
  (私は今日は少し疲れています。)
 上の例では形容詞のtiredを用いています。a fewは可算名詞に用いられ、a littleは不可算名詞に用いられますが、a littleは形容詞にも用いられます。
 not a littleはそれを否定する形ですので、not a littleも形容詞に用いることができます。
 r. I'm not a little tired today.
  (私は今日は少なからず疲れています。)
 ただquite a littleの場合は、形容詞には用いずに、通常は名詞に用いられます。
 そこでquite a littleを形容詞に用いた場合は不自然に感じられる場合があります。
 s. ? I'm quite a little tired today.



※quite a fewとquite a littleの代わりに、notを用いたnot a fewとnot a littleも、「かなりの数」と「かなりの量」をあらわします。
 not a fewとnot a littleは、notの意味から「少なくない」という意味になりますが、つまりは「かなり多い」という意味になります。そこで事実上はmanyとmuchの意味に近くなります。
 t. We saw not a few people at the event.
  (私たちはそのイベントで少なくはない人たちを見かけました。)
 u. She has not a little experience in management.
  (彼女はマネジメントの経験が少なくはないです。)
 tではnot a few peopleで「少なくはない人たち」という意味ですが、つまりは「かなり多くの人たち」という意味にもなります。
 uではnot a little experienceで「少なくはない経験」という意味ですが、つまりは「かなり多くの経験」という意味になります。
 次も同様ですが、not a fewを主格に置いた例です。
 v. Not a few people were frightened.
  (かなりの人たちがおびえていました。)

 










 英語喫茶の基礎からの英語学習とやさしい英会話の表現等は、大学の先生方の協力により細部までチェックを入れて作成しています。基礎からの英語学習は科学研究費助成事業(科研費)の研究対象になっています。