英語喫茶~英語・英文法・英会話~

英語喫茶英文法の解説>have の使役 使役動詞



英文法の解説

英文法を品詞ごとなど
詳細に解説


 have の使役 使役動詞

 「have」を、使役を表すために使うことができます。
 「have」の後には目的語が続きます。その目的語の後には、動詞の原形(原形不定詞)を置きます。
 <have+目的語+原形不定詞(動詞の原形)>

 I had my brother paint the wall.
 (私は弟に壁のペンキを塗らせました。)
 We had him report.(私達は彼に報告をさせました。)


 ところで、目的語の後に「過去分詞」を続けて使うこともできます。
 これは、サービスなどを受けるために「(頼んで)~をしてもらう」という受動的な意味を含みます。

 I had the wall painted.(私は壁を塗ってもらった。)
 I had a suit made.(私はスーツを作ってもらいました。)
 I had my hair cut.(私は髪を切ってもらいました。)

 上の例は「(頼んで)~をしてもらう」という意味の他に、「~をさせる」というように「強制」の意味に解釈することもできます。
 どちらの意味になるかは文脈で判断します。


 さらに上と同じ「過去分詞」を使う型のままで、「~をされた」というように「被害」の意味を表すこともできます。
 「使役」の意味なのか、それともこの「被害」の意味なのかについての判断は文脈によります。

 I had my car stolen.(私は車を盗まれました。)


「have」の使役にも、「make」と同様に強制の意味があります。
 「make」よりは弱い強制ですが、普通は目上の人が目下の人に使います。


「have」は意味的に「受動」を表すことができますが、文の型としての受動態はありません。
 つまり「be動詞+ had」のような使い方はありません。








<英語喫茶トップページへ>




 英語喫茶の基礎からの英語学習とやさしい英会話の表現等は、大学の先生方の協力により細部までチェックを入れて作成しています。


Copyright(c) 英語喫茶~英語・英文法・英会話~ :サイト内の文章・図等の無断掲載を禁じます