|
文のある部分を強調することができる用法についての解説です。
強調する、文のある部分を「強調するもの」として、次の文の型にあてはめるだけで、その意味の文を作ることができます。
<It is+強調するもの+that…>
上の文の型ですが、「強調するもの」には、主に名詞や代名詞を入れます。
たとえば She went to the theater.「彼女は映画館に行きました。」の、「she」を強調したい場合は次のようになります。
It is she that went to the theater.
(彼女です、映画館に行ったのは。)
また、「the theater」を強調したい場合は次のようになります。
It is the theater that she went to.
(映画館です、彼女が行ったのは。)
このことを、図にして解説すると次のようになります。
※「人」を強調する場合は、「that」を「who」に置き換えることができます。
※このような文を「強調構文」といいます。
また強調するものを「It is」の後に持ってきて、残りの文を「that」以下に分けることから、「分裂文」ともいわれています。
|