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英語喫茶英語学習の豆知識>常に複数形の名詞について M-2c 名詞について



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M-2 名詞について

c. 常に複数形の名詞について

 

   名詞に単数形と複数形があるとき、複数形の名詞にするには、単数形にsまたはesを付けることで大概の名詞は複数形にすることができます。
 英語には文法上に数の概念があるため、このように名詞には単数形と複数形の区別を考えなければなりません。
 しかしながら中には、常に複数形になっている名詞が存在します。ここではそれらの名詞についての説明をします。

(1)対になっている名詞
 常に複数形になっている名詞として、対になっている名詞があります。たとえば次のような例です。
 glasses(眼鏡)
 scissors(はさみ)
 slacks(スラックス)
 trousers(ズボン)

 これらは対になっているところから複数として扱われ、名詞は常に複数形になります。
 これらの名詞について1つ2つと数えるときは、a pair ofなどを使います。

 a pair of scissors(1ちょうのはさみ)
 two pairs of glasses(2つの眼鏡)
 These scissors are very sharp.
 (このはさみはよく切れます。)

 a pair ofで「1つの」、two pairs ofで「2つの」という意味になります。
 数えるときは次のように数詞だけを置いて使うことができません。
 *two scissors

 また、上のThese scissors are very sharp. の例については、these scissorsは「1ちょうのはさみ」の意味を表しますが、「2ちょう以上のはさみ」の意味も表します。
 どちらの意味になるかは文脈によります。
 次のようにすると「1ちょうのはさみ」という意味が明確になります。
 This pair of scissors is very sharp.
 (このはさみはよく切れます。)


(2)語尾がicsで終わる学問の名称
 学問の名称には、語尾がicsで終わる名詞が多いです。
 mathematics(数学)
 economics(経済学)
 statistics(統計学)

 これらは複数形ですが、単数として扱われます。


この他にもbilliards(ビリヤード)やcards(トランプ)のようにゲームを表す名詞や、measles(はしか)のように病気を表す名詞があります。
 またsurroundings(周囲の環境)やheadquarters(本部)などもあります。


名詞のsの付け方についてはこちらを参照。
名詞の数(名詞のsの付け方)









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