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6.3.4. 未来完了進行形

 未来完了進行形とは、未来完了形に進行形を用いた文法形式である。
 現在完了進行形をそのまま未来のこととして捉えた形式と考えることができる。意味はある未来時を基準として、その未来時まで継続する出来事について表すことである。

(37)
a. By the end of next month she will have been taking violin lessons for five years.
(来月末で彼女は5年間ヴァイオリンを習っていることになる。)
b. By next March I will have been teaching English here for ten years.
(次の3月で私はここで10年間英語を教えていることになる。)

 (37a)において、By the end of next monthは副詞句であるが、この副詞句が示す「来月末」の時点において、彼女は5年間ヴァイオリンを習うことになるということを表している。このような未来完了進行形について、時間表示に示すと次のようになる。

(38)


 発話時(S)、心の位置(M)、出来事時(E)の3点については意味と位置が未来完了形の時間表示と同じである。
 異なるのは、出来事時(E)を起点として生じ、心の位置(M)まで伸びている矢印だが、これは継続時間を示す時間軸である。


 ところで、未来完了進行形とは形式的に重いということができる。なぜなら、未来完了形とは現在完了形の形式にwillまたはshallを用いた文法形式であるが、未来完了進行形とはその未来完了形にさらに進行形を用いた形式だからである。したがって、この未来完了進行形については、その重い形式ゆえにあまり用いられることがないのである。



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