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 it 代名詞

 It is difficult to speak English. は「英語を話すのは難しいです。」という意味の文です。
 これに対して、次は「it」を取って書き換えた例です。意味は同じです。

 To speak English is difficult.

 この文を見てわかるように、前の文の「it」が表していたのは後ろに続いていた「to speak English」のことです。
 「it」にはこのように、文の体裁を整えるための使い方があります。

 It is nice to see you again.(あなたにまた会えてよかったです。)
 It gave me great pressure to take an interview for a job.
 (就職の面接試験を受けるのはたいへんな重圧でした。)

 上も同様です。もしも「to」以下を主語として文頭におくと、主語が長くなって形の悪い文になります。


 It is enjoyable for me to listen to her violin in the evening.
 (夕方に彼女のヴァイオリンを聴くのは心地よいです。)
 It is bad that a typhoon is approaching this city today.
 (今日台風がこの街に接近するとは運が悪い。)


 また、日本語とは違い、英語は必ず主語を必要とするという特徴から、形式的に文頭へおく使い方があります。

 時間や日、距離、天気などを表すのにも「it」を使います。
 この場合の「it」は、特に何も表さずに、形式的におかれているだけです。

 What time is it?(何時ですか。)
 It is 8:30.(8時30分です。)

 What day is it?(何曜日ですか。)
 It is Saturday.(土曜日です。)

 How far is it to your home?
 (あなたの家までどのくらいありますか。)
 It is 20 miles.(20マイルあります。)

 It is raining.(雨が降っています。)


このような「it」は、日本語では普通訳しません。
 日本語では、主語がなくても不自然に感じられないことが多いです。また、主語がない方が普通と思われる場合も多いです。
 しかし、英語では主語が必要になります。主語がなければ文として不自然になります。このことは日本語と英語の間にある相違の1つです。


It is no use crying over spilt milk.は「覆水盆に返らず。」ということわざです。
 この「it」は「crying」以下をあらわしています。


最初の「it」は形式主語といいますが、時間や距離を表すための「it」は、非人称の「it」といいます。
 他に漠然としたものを表す、環境の「it」などもあります。








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