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完了形(その1:現在完了の基本、完了、結果)


今日からは完了形についてです。今回はその中の「現在完了」について基本からふれていきます。





   現在完了とは簡単に言うと<have(has)+過去分詞>の文をいい、たとえばI have finished homework.がそれです。
では、現在完了はどのような場面で使うでしょうか。
 I have finished homework.は「私は宿題を終えました。」という意味で、この意味だけを見ると過去の文に似ています。けれども現在完了と過去は意味が似ているようでも含まれている意味には大きな違いがあります。
 それは現在完了が含む意味が過去と現在とが結びついているからです。そして、現在完了は「完了」、「結果」、「経験」、「継続」の4つをあらわします。次からはこの4つにわけてふれていきます。


 これらの4つのことは説明をするために区別しています。それぞれは動詞や副詞によってかわる意味から区別されているにすぎませんので、実際に使う場合は特に意識する必要はありません。
 現在完了の基本は4つの使い方ではなく、現在と結びついているということです。







   完了・結果のうちの「完了」は「今、終えました」というようなことをあらわします。たとえば、I have finished lunch. は「私は昼食を終えました。」という文ですが、これは話し手が話した時点または少し前の時点で「昼食を終えた」ことを意味します。つまり「今、終えた」ということで、過去の意味とは違います。
 それに対してI finished lunch. は過去形の文ですが、意味は「私は昼食を終えました。」と現在完了と同じです。けれども、過去形の文には「今」という意味が含まれずもっと前の出来事と解釈するのが普通です。このように過去形の文は現在との切り離しを意味します。そしていつの時点で朝食を終えたのかが不明ということになりますので、次のように出来事の時点を加えるのも過去形の文の特徴になります。

 I finished lunch two hours ago.(私は2時間前に昼食を終えました。)


 完了形には「ago」などのはっきりとした過去の時点を指す語をおくことができません。それは現在完了が「過去」と「現在」とが結びついているからで、はっきりとした過去の時点をあらわさないからです。
 過去と現在とが結びついているとは、ある過去の時点から現在まで何らかのことが続いていることで、これをいいかえると時間的な「線」ですが、はっきりとした過去の時点を指す過去形の文は時間的な「点」になります。
 そこで、疑問文でも特定の過去の時点をたずねる「when」を使うことはできません。
 ×When have you arrived in Hakodate?



 上の図は現在完了(動作の完了)の時間をあらわしたものです。話した時点よりも少し前に食べ終えたときでも現在完了を使う場合があります。これは話し手がたとえ少し前に終えたことでも、あたかも現在の時点で食べ終えたと感じているためです。次はこれと比較をするために過去の時間をあらわした図です。





 Spring has come.「春が来た。」は次のようにもあらわされます。
 Spring is come.
 この「be+過去分詞」は自動詞の完了をあらわすために古い英語で使われていましたが、現在でも上の「come」のように残っているものがあります。







   I have eaten breakfast this morning.は「今朝、私は朝食を食べました。」という意味ですが、話し手はいつこれを話したでしょうか。
 「this morning」は「今朝」と訳しましたが、時間的には「午前中」を意味します。
 つまり、午前中の漠然とした範囲内で話されたということになります。そこで、もしも午後や夕方に話したとするのならば次のように過去の文になります。
 I ate breakfast this morning.



 上の図では話した時点と朝食を食べ終えた時点が必ずしも一致しませんが、「this morning」の範囲内で朝食を食べて、さらにそのことを話したということで現在完了を使ってあらわします。
 午後になっても話し手は現在完了を使う場合がありますが、これも話し手が話した時点において、心の中で朝食を食べたことが現在と強く結びついているからです。
 もしも「this morning」ではなく「today」を使った場合は、その日一日のことを現在完了であらわすことができます。

 Have you seen the teacher today?(今日は先生に会いましたか。)
 Yes, I have.(はい、会いましたよ。)


 I have learned English. とI learned English. ではどちらも「私は英語を習いました。」という意味ですが、,聾什澆泙任里海箸覆里馬辰啓蠅榔儻譴鮖箸Δ海箸今できると考えることができます。
 それに対して△浪甬遒里海箸覆里馬辰啓蠅榔儻譴鬚泙聖箸┐襪もしれませんが、すでに忘れてしまっているかもしれません。
 また、,鉢△任榔儻譴砲いて現在完了と過去形といように見ただけで区別ができますが、日本語においては両方とも同じように訳されるので区別がしづらいです。これは現在完了をあらわすのに英語には「have+過去分詞」というかたちがあるのに対して、日本語にはそのようなはっきりとした形態がないからです。







   「結果」とは「〜をしてしまった」などの意味をあらわしますが、「完了」とは区別しにくい場合があります。けれども使う上で区別をする必要はありません。
 たとえば、He has gone to Italy. は「彼はイタリアへ行ってしまいました。」という現在完了ですが、それに対してHe went to Italy. は「彼はイタリアへ行きました。」という過去形の文です。
 過去の文は現在と切り離された「過去」のことなので、「彼」が今でもイタリアにいるのかどうかわかりません。もしかしたら現在は他の国に行っているのかも知れませんし、帰国しているかもしれません。
 それに対して現在完了は「彼」はもう行ってしまったという意味で、今はもうここにはいないということが確実になります。


 「完了」とは何かを終えたことの気持ちが現在まで残っていることを意味し、「結果」とは何かを終えたことで何らかのものが結果として残っているものを意味します。
 ただ、「完了」はその意味から「just」や「already」、「yet」、「recently」などの副詞がつくことが多いです。

 上の、現在完了と過去形の文を図にして比較すると次のようになります。






 I have lost my wallet.「私は財布を落としてしまいました。」も、そのことが現在まで続いていることなので、落とした財布はまだ見つかっていないという意味が含まれます。
 また「I have」はよく「I've」と短縮されます。「he has」は「he's」になります。次は他の例です。
 you have → you've
 she has → she's







   現在完了は話を切りだすときに使うことができます。
 Where have you been?(あなたはどこへ行ってきましたか。)
 I have been to the restaurant.
 (私はレストランへ行って来ました。)
 What did you eat?(何を食べましたか。)
 I ate spaghetti.(私はスパゲッティを食べました。)
 How was it?(それはどうでしたか。)

 ,聾什澳偉擦任后O辰啓蠅呂△觧点から現在まで続いている時間の中で、漠然とした過去のことを意識して話を切りだしています。
 とい郎能蕕稜然とした現在完了の後に、お互いが過去の話題のこととはっきり意識して話を続けるので過去の文になります。


 現在完了と過去では話し手の気持ちの着点に差があります。
 両方とも話す時点は同じですが、現在完了は過去のことを話しても気持ちは現在にありますので、現在から見た過去の時点のこととなります。
 けれども過去は気持ちが過去の時点にあって、すでに現在とは時間的に切り離してしまっています。






今日のレッスンはこれで終わりです。
お疲れ様でした。







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