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the reason why (関係副詞A)


Day54は関係副詞の why と how についてふれていきます。
また whoever や wherever といった複合関係代名詞や複合関係副詞についてもふれています。

関係副詞については今回で最終回になりますが、今回のDay54をもって、この英文法シリーズも終わりになります。




  関係副詞の why は理由をあらわします。
そして理由をあらわす「reason」を先行詞とします。

また why を関係代名詞(前置詞+関係代名詞)にすると、for which になります。
先行詞と一緒に書くと、
the reason for which になります。

例文を書いてみます。


The reason why he was late is unknown.
(彼が遅れた理由はわかりません)
[unknown = 知られていない]


先行詞は理由をあらわす The reason ですが、why はこの reason を先行詞とします。
もとの文を書くと次のようになります。


1.The reason is unknown.
 (その理由はわかりません)

2.He was late for it.
 (彼はそのために遅れました)


「2」の文の for it が why になった形です。
(for it → for which → why)

そして「1」の文の The reason に why 以下の文が続きます。
ですが、The reason why とは普通書かずに、The reason または why のどちらかが省略されます。









もう1つ例文を書いてみます。


There is no reason why I should wait.
(私が待たないとならない理由はありません)


この文のもとの文は次のようになります。


1.There is no reason.
 (理由はありません)

2.I should wait for it.
 (私はそのために待ったほうがいい)


また省略すると次のようになります。

There is no reason I should wait.







  関係副詞の how は「どのようにして」のように方法をあらわします。
how にあたる先行詞は「the way」になります。

けれども the way how には普通はなりません。
やはり the way か how が省略されるのが普通です。

例文を書いてみます。


Let me know the way how he did it.
(彼がそれをどのようにやったのかを教えてください)


how を関係代名詞にすると、in which になります。
書き換える場合は次のようになります。

Let me know the way in which he did it.

また省略された場合の例は次のようになります。

Let me know how he did it.


もう1つ例文を書いてみます。


This is how she opened the box.
(このようにして彼女はその箱を開けました)


省略しないと次のようになります。

This is the way how she opened the box.

けれども、省略しない文はやはりまれになります。


また関係代名詞の文に書き換えると次のようになります。

This is the way in which she opened the box.







  関係代名詞の who や which に ever がついたものを複合関係代名詞といいます。
(whoever, whichever など)

これらは「〜するものは誰でも」や「〜するものはどれでも」という意味をあらわします。
またこの意味であらわされるときの複合関係代名詞の文は名詞として使われます。
つまり、文の主語になったりします。

もう1つ、「誰が〜しようとも」や「どちらが〜しようとも」という意味もあります。
この場合の複合関係代名詞は副詞として使われます。
つまり、文の補足説明をします。

複合関係代名詞には先行詞が含まれています。

それではそれぞれの複合関係代名詞について例文を書いてみます。



★<whoever について>

whoever には「〜するものは誰も」や「誰が〜しようとも」という意味があります。

You may tell whoever want to know about it.
(それについて知りたいと思っている人なら誰にでも教えていいですよ)
(この whoever は anyone who と置き換えることができます)

Whoever calls on me, tell them I am out.
(誰がたずねてきたとしても、私は出かけていると伝えてください)
(譲歩をあらわす whoever は no matter who と置き換えることができます)


この2つの文をもう少し詳しく書くと下のようになります。















★<whichever について>

whichever には「どれでも」や「どちらが〜しようとも」という意味があります。

You can take whichever you like.
(あなたが好きなものをどれでも取っていっていいですよ)

Whichever you borrow, you should return it next day.
(あなたがどれを借りたとしても、次の日には返さないとなりません)
[return = 返す、帰る]









★<whatever について>

whatever には「〜するものは何でも」や「どんな〜をしようとも」という意味があります。

You may do whatever you like.
(何でも好きなことをしてもいいですよ)

Whatever happens, we must calm down.
(どんなことが起ころうとも、私たちは気を落ち着けなければならない)
[calm down = 落ち着く]







  where や when, how の関係副詞にも ever がつきます。
これは複合関係副詞とよばれます。

同じ関係副詞でも why には ever のついた複合関係副詞がありません。

そして、「どこへでも」や「いつでも」などの意味をあらわします。
また、「どこで〜しようとも」や「いつ〜しようとも」という意味もあらわします。

2つの意味については複合関係代名詞と似たところがあります。
ただ、複合関係代名詞の文は名詞や副詞として使われましたが、複合関係副詞の場合は副詞としてでしか使われません。

つまり複合関係代名詞の文のように、全体の文の中で主語や目的語になることはなく副詞として使われ、その文全体の補足をします。
これは「複合関係副詞」の後ろの文字である「副詞」というところからもわかると思います。

複合関係副詞にも先行詞は含まれています。

それではそれぞれについて例文を書いてみます。



★<wherever について>

wherever には「どこへでも」や「どこで〜しようとも」という意味があります。

She followed him wherever he went.
(彼女は彼の行くところはどこへでもついていきました)

Wherever you are, I think of you.
(あなたがどこにいようとも、私はあなたのことを思います)









★<whenever について>

whenever には「〜するときはいつでも」や「いつ〜しようとも」という意味があります。

You can go whenever you like.
(あなたが好きなときにいつでも行っていいですよ)

Whenever I see him, I find him eating.
(いつ私が彼に会おうとも、彼はものをたべています)




★<however について>

however には「どんなに〜しようとも」や「どんなふうに〜しようとも」という意味があります。
「いつでも」や「どこでも」といったような意味はありません。

「どんなに〜しようとも」という意味の場合は、程度をあらわす形容詞や副詞を however の後において文を作ります。

したがって文の形は<however+形容詞(または副詞)>になります。


「どんなふうに〜しようとも」という意味の場合は、その意味をいいかえると「どんな方法でやっても」というように方法をあらわします。

この場合の文の形は<however+主語+動詞>になります。

それぞれについて例文を書いてみます。


However late you are, come here.
(あなたがどんなに遅れても、ここに来てください)

You may do it however you like.
(あなたが好きな方法でそれをやってもいいですよ)










接続詞的な however


however には関係副詞としての意味だけではなく、接続詞的に使われる場合もあります。
その場合は「しかしながら」や「けれども」という意味になります。
そして、前の文の内容とは反対の意味の文をあらわしていきます。

however のおく位置は、文頭でも文尾でもおくことができます。
ただ、文中におくときは「,」で区切ります。

「,」で区切らないとならないのは本来の接続詞ではないからです。
however は副詞ですが、接続詞に似たような形で使います。

例文を書いてみます。


I didn't want to go to the party, however, I went.
(私はパーティーへ行きたくはなかったけれども、私は行きました)

My mind, however, didn't change.
(私のこころは、しかしながら、変わらなかった)

I see, however, I will go.
(わかりました、けれども、私は行きます)
















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