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英語学習の参考説明
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B-2. 文について
b. 旧情報と新情報について(文の情報構造について)
 

 通常、発話をするにあたっては、聞き手に対して理解がしやすいように、効率よく伝達をすることを考えながら行うものである。そのような場合において、聞き手が予備知識として持っていないことだけを並べて発話することは普通しない。通常は、聞き手の予備知識を前提にして、新しい内容をつけ加えながら発話をすることになる。この予備知識とは、聞き手が談話の中ですでにわかっていることである。そしてこの知識のことを旧情報(old informationまたはgiven information)と言う。これに対して新たにつけ加えていく内容のことを、新情報(new information)と言う。

 発話の流れは、旧情報から新情報へとなるのが普通である。そこで文脈においては、文の前の方に旧情報が現れ、文の後ろの方に新情報が現れやすいことになる。つまり後ろの情報が前と比較して、相対的に重要になる。実際の発話においては、この新情報の部分に強勢が置かれることにもなる。

(1)
a.
How was your party?
(パーティーはどうでしたか。)
It went pretty well.
(とてもうまくいきましたよ。)

b.
Where's Bob?
(ボブはどこですか。)
He's out right now.
(彼は今出かけています。)

 (1a)において、答えている文のitは旧情報である。(1b)でも、Bobを受けているHeは旧情報である。英語において、旧情報は上のように代名詞で表されることが多い。このように新旧の情報の区別は、基本的には前の文脈にすでに現れているものが旧情報であり、それに加える新たな情報が新情報となる。この新たな情報とは、答えの文から見た場合(1a)ではwent pretty wellであり、(1b)ではis out right nowである。

 また、次のような例においての新旧の情報の区別は、同じ答えが続いていても異なる。

(2)
a.
What did John do?
John loved Lucy.

b.
Who loved Lucy?
John loved Lucy.

 (2)において2文の答えは同じだが、(2a)でJohnは旧情報、loved Lucyが新情報である。それに対して(2b)のJohnは新情報、他は旧情報になる。
 これは(2a)の問いにおいて、Johnが話し手と聞き手の間で前提になっているためで、答えにおいてはJohnの「状態がどのようであるか」が新情報になるからである。それに対して(2b)の問いでは、Lucyが前提となっていて、答えにおいてはLucyを愛する「誰か」が新情報となるためである。(言い換えると、問いの文の疑問詞に相当する答えが、新情報となる。)
 では、次の場合はどう区別されるだろうか。

(3)
What happened next?
John loved Lucy.

 上の答えも(2)と同じだが、問いの文が談話の初めに生じているとするならば、その答えであるJohn loved Lucy. は文全体が新情報ということになる。

 以上だが、これは基本的な見方である。実際の旧情報と新情報の関係は、発話においての状況で決まる。情報の新旧の区別は、聞き手によることだが、それを判断するのは話し手である。つまり新旧の情報は、発話の際に、話し手の主観的判断により決定されることになる。説明を加えるならば、「話し手と聞き手の間でその内容を共有している」と、「話し手が考える場合」が旧情報に相当することになる。それに対して「内容を共有していない」と、「話し手が考える場合」を新情報と言うことになる。



参照
旧情報と新情報について(基礎から英語学習Day31(メモ欄))




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