自然探訪と野鳥(英語喫茶写真店)

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 自然探訪と野鳥(英語喫茶写真店)

 自然探訪と野鳥は、英語喫茶別館です。
 掲載している写真は、観光地に限っておりません。
 景勝ポイント等、北海道の興味深い個所を多数掲載しています。
 掲載個所の中には、簡単には行けないところも含まれていますので、写真だけを見て楽しんでください。

旧胆振線

北海道伊達市から虻田郡倶知安町~洞爺湖から羊蹄山をめぐった、旧胆振線
旧胆振線、胆振線跡の地図(旧胆振線)(北海道伊達市~虻田郡倶知安町)
撮影取材日 2016年11月

北海道伊達市~虻田郡倶知安町、旧胆振線です。
旧胆振線は、伊達市の伊達紋別駅から、倶知安町の倶知安駅までの83.0kmを結んでいました。
胆振線は1919年11月から部分的に開通していき、1941年10月に全線が開通となっています。
しかしながら、1986年10月末をもって廃止となりました。

今回は旧胆振線の跡を追っていきます。
旧胆振線、胆振線跡の駅の位置(旧胆振線)(北海道伊達市~虻田郡倶知安町)
胆振線の駅の数は21駅で、そのうち伊達紋別駅と倶知安駅は、現在でも営業をしています。
他の19駅については廃止となっています。

上の地図では、今回掲載する写真の説明として、いくつかの駅の場所と名称を示しています。
旧胆振線、蟠渓駅の階段(旧胆振線)(北海道伊達市~虻田郡倶知安町)
胆振線は北海道伊達市の伊達紋別駅を起点として進みます。
そこから上長和駅、壮瞥駅、久保内駅を通過すると、次の駅は蟠渓駅になります。
蟠渓駅は壮瞥町の蟠渓温泉にありました。
上の写真は、蟠渓温泉の小さな広場に残されている階段です。
これは蟠渓駅のホームに通じる階段です。
旧胆振線、蟠渓駅のホーム(旧胆振線)(北海道伊達市~虻田郡倶知安町)
階段をあがると、そこにはかつての蟠渓駅ホームが残されています。
雪に覆われていますが、線路跡とホームが残されているのが見えます。
旧胆振線、蟠渓駅のホームから北湯沢駅方面(旧胆振線)(北海道伊達市~虻田郡倶知安町)
こちらは蟠渓駅から、次の駅である北湯沢駅方面を見たところです。
線路の跡が直線的に残されています。
旧胆振線、新大滝駅とコンクリート橋梁(旧胆振線)(北海道伊達市~虻田郡倶知安町)
蟠渓駅の次の駅は北湯沢駅ですが、そこからさらに優徳駅、新大滝駅と続きます。
新大滝駅については何も残されていませんが、かつて新大滝駅があった付近には、上の写真に見られるコンクリート橋梁が残されています。
旧胆振線、新大滝駅とコンクリート橋梁のズームアップ(旧胆振線)(北海道伊達市~虻田郡倶知安町)
そのコンクリート橋梁を少しズームアップで。
このコンクリート橋梁は、住宅地の裏に残されています。
異様な姿を残していますが、かつては新大滝駅への引き込み線として利用されていました。
旧胆振線、新大滝駅とコンクリート橋梁をさらにズームアップで(旧胆振線)(北海道伊達市~虻田郡倶知安町)
さらにズームアップしたところです。
旧胆振線、新大滝駅を過ぎて、ガーター橋(旧胆振線)(北海道伊達市~虻田郡倶知安町)
新大滝駅の次の駅は、御園駅になります。
上の写真は新大滝駅と御園駅の間に、今も残されているガーター橋です。
旧胆振線、新大滝駅を過ぎて、ガーター橋に近づいたところから(旧胆振線)(北海道伊達市~虻田郡倶知安町)
少しガーター橋に近づいたところからです。

御園駅の次の駅は、北鈴川駅、喜茂別駅、留産駅、南京極駅、東京極駅、京極駅へと続きます。
京極駅からは、脇方駅まで続く支線がありました。
この脇方支線は、鉱石を運搬するために使われていました。
旧胆振線、寒別駅跡のホーム(旧胆振線)(北海道伊達市~虻田郡倶知安町)
京極駅を過ぎると、次は北岡駅に続きます。
北岡駅の次は、寒別駅になります。
上の写真はかつての寒別駅のホーム跡です。

雪に覆われていますが、かつてのホームの役割をしていた石積みが見えます。
このホーム跡は、畑と住宅地の中に残されています。
旧胆振線、六郷駅(旧胆振線)(北海道伊達市~虻田郡倶知安町)
寒別駅をすぎると、次の駅は参郷駅になります。
参郷駅の次は、六郷駅に続きます。

上の写真は鉄道公園となっている六郷駅です。
駅舎はありませんが、車両などが展示されています。

六郷駅については、次に掲載されています。
旧六郷駅(旧胆振線)
旧胆振線、倶知安駅(旧胆振線)(北海道伊達市~虻田郡倶知安町)
六郷駅の次は終着駅である、倶知安駅に到着します。
倶知安駅は現在でも営業している駅で、函館本線の1つの駅です。
旧胆振線、倶知安駅と胆振線跡(旧胆振線)(北海道伊達市~虻田郡倶知安町)
上の写真は倶知安駅の駅舎側のホームから撮影したところです。
かつての胆振線は1番線ホームから発着していました。
今では駅舎側の1番線ホームにあった線路はありません。
この1番線ホームと線路跡が、胆振線の遺構として残っています。

左にあるホームは、島式ホームで跨線橋でつながっています。
1面2線となっていて、写真で汽車が停車しているところが2番線ホームで、その反対側が3番線ホームとなります。
この島式ホームと駅舎側のホームの、中間にある線路は留置線です。

このため倶知安駅の駅舎を出ても、そこは使われていないホームとなっていて、跨線橋をわたって2番線または3番線ホームを利用します。
旧胆振線、倶知安駅と転車台(北海道伊達市~虻田郡倶知安町)
番外編 倶知安駅と転車台

倶知安駅には、かつては倶知安機関区が存在していました。
最盛期には職員数259名を有し、函館、胆振、岩内の運行に貢献をしていました。
機関区は1986年に廃止されましたが、当時の転車台が倶知安駅のそばに残されています。

上の写真は、倶知安駅に隣接する形で残されている転車台です。
転車台の奥に見えている建物は、倶知安駅舎です。
旧胆振線、倶知安駅と転車台の正面(北海道伊達市~虻田郡倶知安町)
こちらは転車台の正面側から撮影したところです。



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