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今日からは名詞の前におく前置詞についてふれていきます。今回は時をあらわす名詞におく前置詞で、どの前置詞が使われるのかについてふれていきます。 |  
  
 
 
 
 
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 年や月には「in」を使い、時刻には「at」を使います。「at」には「ある時の一点」を指す意味があります。 
 また曜日には「on」を使います。「on」には「特定の日」という意味があります。 
 
 at 9:30 at 6:30 at 11 o'clock 
 The university starts at 9 o'clock.(大学は9時に始まります。) 
 
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 「9 o'clock」は「9:00」と同じです。「o'clock」は「of the clock」が短縮されたもので、何時ちょうどというときに使います。 
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 in April in July in 2004 
 I am going to go abroad in August.(私は8月に外国へ行く予定です。) 
 
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 季節にも「in」を使います。(in summer) 
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 on Friday on Sunday See you on Monday.(月曜日に会いましょう。) 
 
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 「on」は「特定の日」の意味がありますのである「日」が特定されると「月」をあらわす語でも「on」を使うようになります。 
 on April 10, on July 7 
 
 また、特定された日に関係した次の例もあります。 
 on Christmas Day(クリスマスに) 
 on New Year's Eve(大みそかに) 
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 「午前」や「午後」には「in」を使います。ただし「夜」には「at」を使います。 
 in the morning(午前中に) 
 in the afternoon(午後に) 
 in the evening(夕方に) 
 at night(夜に) 
 
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 午前や午後なども特定がされると「on」を使います。 
 on the afternoon of July 7(7月7日の午後に) 
 on Monday morning(月曜の朝に) 
 on Saturday night(土曜の夜に) 
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 次はその他の例です。 
 at the beginning(始めに) 
 at the beginning of April(4月の始めに) 
 at the end of July(7月の終わりに) 
 
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 「in time」と「on time」は「in」と「on」の前置詞の違いがありますが、「in time」は「(その時間に)間に合うように」、「on time」は「時間通りに」という意味の違いがあります。(この「on time」は「punctually」と同じ意味です。)
 You should be in time for the party. 
 (パーティーに間に合うようにしたほうがいいですよ。) 
 The plane arrived on time. 
 (その飛行機は時間通りに到着しました。) 
 
 また「in」には「〜の後に」という意味があります。(Day16の「3」も参照してください。) 
 in ten minutes(10分後に) 
 in a few days(数日後に) 
 The train will leave in two minutes. 
 (電車は2分後に発車するでしょう。) 
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 「by」と「until」はどちらも「〜まで」という意味ですが、「by」は「〜までに」というように「ある時間までの期限」、「until」は「〜までずっと」というように「継続した時間」の意味の違いがあります。 
 このことを図にすると次のようになります。真ん中の矢印は時間の流れをあらわしています。「by」の点線はどこでも切ってよいことを意味し、「until」の実線は継続しなければならないことを意味します。 
 
 
 You have to come by 9 o'clock.(9時までに来なければなりません。) 
 I will stay here until 9 o'clock.(9時までここに滞在するつもりです。) 
 
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 「until」以下には、継続する時間の意味から動詞も継続の意味があるものを使います。 
 I read a book until 5 p.m. 
 (午後5時まで私は本を読んでいました。) 
 (「until」は接続詞としても使われます、Day27の「2」を参照。) 
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 「〜から〜まで」とある時点からまたある時点までの期間をあらわすのに「from … to」を使うことができます。(「to」のかわりに「until」を使うこともできます。) 
 
 from Monday to Friday(月曜日から金曜日まで) 
 They are going to stay there from 10 o'clock to 6 o'clock. 
 (彼らはそこに10時から6時まで滞在するつもりです。) 
 
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 状況によっては「to」の後に続く「時」が含まれるのかどうかはっきりしない場合があります。たとえば、from Monday to Fridayでは「Friday」が含まれずに「Thursday」までという意味でとらえられる場合もあります。もしもこのことをはっきりさせたい場合は次のように「through」を使います。 
 from Monday through Friday 
 
 上は金曜日も含めてという意味でホテルの宿泊などに使われます。 
 また、イギリスでは同じことをあらわすのに「〜を含んで」という意味の「inclusive」を後ろにおいて使います。 
 from Monday to Friday inclusive 
 (Day29の「6」も参照してください。) 
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 「before」は「〜の前に」、「after」は「〜の後に」という意味で、その後に名詞や動名詞(動詞のing形)を続けて使います。 
 ここでふれる「before」と「after」は前置詞としての使い方なので、その後には名詞に相当する語を続けます。 
 
 before Tuesday(火曜日の前に) 
 We were very nervous before the entrance exam. 
 (入試の前はとても緊張した。) 
 I went for a walk before breakfast.(私は朝食の前に散歩をしました。) 
 I read a newspaper before going to work. 
 (私は仕事に行く前に新聞を読みます。) 
 
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 「一昨日」は「the day before yesterday」、「明後日」は「the day after tomorrow」といいます。 
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 after 7:00(7時の後に) 
 We went to the art museum after school. 
 (私達は学校の後、美術館に行きました。) 
 I drank a cup of coffee after eating dinner. 
 (夕食の後コーヒーを一杯飲みました。) 
 
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 動名詞は「主語が省略された形」として考えるとわかりやすいです。たとえばbefore going to workはbefore I go to workの主語を省略して「go」を動名詞にした形です。 
 (接続詞としての使い方はDay25の「10」と「11」を参照。) 
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 どちらも「〜の間」というようにある期間をあらわすことができます。けれども「during」には「the summer holidays」のような「特定される名詞」を続けるのが普通です。 
 それに対して「for」には「期間」の意味では特定される名詞を普通は続けません。「for」はある時間の長さがどのくらいかに重点がおかれます。 
 
 He stayed for two days.(彼は2日間滞在しています。) 
 We studied at a workshop for three weeks. 
 (私達は講習会で3週間勉強しました。) 
 
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 「for a long time」は「長い間」や「長時間」、「for the time being」は「さしあたり」や「しばらくの間」という意味で使うことができます。 
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 We stayed in Hawaii during the summer holidays. 
 (夏休みの間、ハワイに滞在しました。) 
 He slept during the concert.(彼はコンサートの間、寝ていました。) 
 
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 特定される名詞ということで「the」がつく名詞が「during」に続くことになりますが、期間の意味での「for」でも「last」、「past」、「next」が加わるとその後に続けて使うことができます。 
 for the last(past) two decades(ここ20年間) 
 for the next two years(向こう2年間) 
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 「within」は「〜以内」や「〜を超えないで」というように「ある時間内」の意味です。 
 
 within five minutes(5分以内に) within a week(一週間以内に) 
 I will be back within two hours.(私は2時間以内に戻ってきます。) 
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 「on」の後に動名詞を続けると「〜をするとすぐに」、「〜のすぐ後に」という意味で使うことができます。たとえば「on arriving」は「到着するとすぐに」という意味になります。 
 
 On getting home, I went to bed.(家に着いてすぐに、私は寝ました。) 
 
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 動名詞のかわりに「動作をあらわす名詞」をおくこともできます。「arrival」は「arrive」の名詞ですが、「on arrival」で「到着するとすぐに」にという意味になります。 
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今日のレッスンはこれで終わりです。 お疲れ様でした。 | 
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