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other/another/anybody/anything (代名詞B)


今回のDay43は代名詞の3回目になります。
代名詞の3回目は other や another のことについて詳しく書いてみます。
また anybody や anything などについてもふれていきます。





  「他のもの」や「もうひとつのもの」というようにあらわす場合には、よく other と another が使われます。
other は「他のもの」または「他の人」という意味です。
another は「もうひとつのもの」または「もう1人のひと」という意味です。


★<other について>

other は「他のもの」という意味ですが、特定される場合は冠詞である the が前につきます。
the other の意味は「2つあるうちの他の1つ」という意味です。
「2つあるうちの他の1つ」とは、2つのもののうち、ある1つを選んだ場合に残りの1つを意味します。

つまり、2つのものから1つを選んだら残ったものは1つしかありませんので、それは特定された残りの1つというようになります。
そしてその特定された残りの1つを指す場合に、この the other が使われます。
例文を書いてみます。


One is for her and the other is for him.
(1つは彼女のもので、もう1つは彼のものです)

この文の意味は、もともと2つのものがあってそのうちの1つが彼女のもので、残ったもう1つのもの(1つしか残っていないもの)が彼のものとあらわしています。
残ったもう1つのものは、1つしかないので特定され the other となります。



★<other の複数形>

other にも複数形があります。
other の複数形は「s」がついて others になります。
意味は、「他のもの」または「他の人々」です。
また、others も特定されると前に the がついて the others になります。

この場合の the others は残ったものが2つ以上のときに使われます。
2つ以上が残っていても、その残りについて残っているもの全部というように特定される場合は the others が使われるわけです。
前の例文を参考にして the others を使ってみると次のようになります。


One is for her and the others is for him.
(1つは彼女のもので、残りは彼のものです)

このように複数あるものの中から、1つを彼女のものとして残り全部については彼のものとする文になります。

また the がつかない others は「自分以外の他の人たち」という意味になります。
他の人たちはもちろん特定されていませんから、others があらわすのは「ある任意の人たち」ということになります。
この場合の例文は次のようになります。

Be kind to others.
(他人に親切にするようにしなさい)


the other と the others についてわかりやすくするために図にしてみます。









最初にいくつかの複数のものをあらわしてから、次に残りの複数を特定する場合は some と the others を使います。
その場合の例文は次のようになります。


Some of the boys were late, but the others were in time for the meeting.
(何人かの少年は遅れたけれども、他の少年達は会に間に合いました)


これも図にしてみると下のようになります。










形容詞としての other


other や the other は形容詞としても使われます。
それぞれが意味するものは前に書いている代名詞としての使い方と同じになります。

つまり、<the other+名詞>は2つあるうちで、1つを選択した残りの1つという意味になりますし、<the other+複数名詞>は、3つ以上あるうちで1つを選択した残りの全部という意味になります。

また、<other+名詞>は「他の」、「それ以外のもの」という意味になります。
それぞれについて例文を書いてみます。


The other boys are out now.
(今、他の少年らはみんな外出しています)

the other boys は代名詞として使われる the others の意味に相当します。
つまり、「残りの少年について全員」(特定された複数)が外出中という意味です。
形容詞として使うので<the other+複数名詞>になっています。


There is no other way.
(他に方法がありません)

この文に使われている other way は、特定されたものではありませんので the がつきません。


Do you have any other questions ?
(他に質問はありませんか)

この場合の other questions も漠然とした質問数をあらわしていますので、the がつきません。












★<another について>

another は「もう1つの」という意味です。
例文を書いてみます。


Show me another.
(別のもう1つを見せてください)

I drank a cup of coffee and ordered another.
(私は一杯のコーヒーを飲んでから、もう一杯頼みました)
[order = 注文する、命令する、整頓する]



★<ものを数えるときの another>

たくさんのものがあるときに、1つずつそれを数えるときは another をつかいます。
この場合の数え方としては、最初に「one」を使いそれから another を使っていきます。
そして最後の残りには the other を使います。

たとえばあるものが4つあるときは次のようにいいます。
1つ目 → one

2つ目 → another

3つ目 → another
(または3つ目ということで the third ともいいます)

4つ目 → the other
(最後は特定された残りの1つです)


これも図にしてみると下のようになります。















形容詞としての another


another は形容詞としても使われます。
意味は同じで「もう1つの」です。

another は an+other なので another の後におかれる名詞は普通、数えることができる単数の名詞になります。
例文を書いてみます。


I have another cellular phone.
(私はもう1つの携帯電話を持っています)


数えられない名詞の場合は another を使いませんが、代わりに some more を使います。

Would you like some more coffee ?
(コーヒーをもう一杯いかがですか)

(Would you like another coffee ? でも別のカップに注いで持ってくる場合のように文脈によって使われる場合もあります。)


























  「誰か」や「ある人」という意味では somebody があります。
また somebody の代わりに someone も使われる場合があります。

さらに物に対しては「何か」や「ある物」という意味で something があります。
次に例文を書いてみます。


There is somebody waiting for you.
(誰かがあなたを待っていますよ)

There is something on the shelf.
(棚の上に何かがありますよ)

このように使うことができます。
注意することはsomebody や someone, something などは単数として扱われることです。
上の文でも there の後は are ではなくて is になっています。
また、このように単数で扱われるのはこれからふれる anybody や anything なども一緒です。


somebody や someone, something は普通、肯定文だけで使われます。
疑問文や否定文で使う場合は、anybody または anyone, anything を使います。
anybody と anyone は同じように使うことができます。

このように肯定文では somebody が使われ、疑問文や否定文では anybody が使われることはちょうど some と any の使い方と同じです。
例文を書いてみます。


Is there anybody in the room ?(疑問文で)
(部屋に誰かいますか)

I haven't seen anybody.(否定文で)
(私は誰にも会いませんでした)

I don't know anything about it.(否定文で)
(私はそのことについて何も知りません)
anybody や anything を否定の文で使うと「誰も〜ない」や「何も〜ない」のように全体を否定する意味になります。





not 〜 any について


anybody や anything を否定文で使うと全体を否定した意味になるということは上でも書きましたが、これは any でも同じことがいえます。

I don't have any money.
(私はお金をまったく持っていません)

このように全体を否定した意味になることは「全体否定」といわれています。

また、否定語は any の前におかれていますが、このような not 〜 any という順番は変えることができません。
もちろん、anybody の場合も後ろに否定語をおくことはできません。







★<肯定文の anybody と anything>

肯定文で anybody を使うとその意味は「誰でも」という意味になります。
また anything は「何でも」という意味になります。
それぞれの例文を書いています。


Anybody can do it.
(誰でもそれをすることができます)

You may take anything.
(何でも持っていっていいですよ)

このように「誰であっても」や「何であっても」という意味で使われます。





everybody について


「誰でも」や「みんな」という意味では everybody があります。
また everyone も同じように使うことができます。


Everybody can love music.
(誰もが音楽を愛することができます)

「誰もが」という意味から「複数」と考えて、動詞も複数に対応したものを使ってしまうかもしれませんが everybody も例外なく単数として扱われます。
たとえば上の例文の can を取って書いてみると次のようになります。

Everybody loves music.
(誰もが音楽を愛します)

このように単数に対応した動詞 loves が使われます。



★<everything>

everything は「すべてのもの」という意味です。


Everything is all right.
(すべて順調です)












★<somebody などの否定形>

somebody などの否定の形をした代名詞には nobody や no one, nothing があります。
nobody と no one は「誰も〜ない」という意味です。

nothing は「何も〜ない」という意味です。
それぞれについて例文を書いてみます。


There was nobody in the room.
(部屋には誰もいなかった)

nobody の代わりに no one を使うことができますが、no one の no と one は普通、離します。


I know nothing about it.
(私はそのことについて何も知りません)

nobody も nothing もそれだけで否定をあらわしますので、文の中でさらに not などの否定語を使う必要はありません。





somewhere について


somebody と同じように some が where の前についた somewhere というのがあります。
意味は「どこかに」という意味で、場所についてあらわします。

他にも any のついた anywhere もあります。
そして every のついた everywhere ももちろんあります。
否定形は nowhere で「どこにもない」という意味です。

それぞれは、somebody や anybody などが some や any と同じように使われるのと一緒で、somewhere や anywhere も some や any と同じように使われます。

ただし、somewhere, anywhere, everywhere, nowhere はすべて副詞として使われますので注意してください。
例文を書いてみます。


I think I have met you somewhere.
(私はあなたにどこかで会ったように思います)

Did they go anywhere yesterday ?
(昨日、彼らはどこかへ行ったのですか)







これまでのことについて、下にまとめてみます。


















each other について


each other は「お互いに」という意味です。
まずは例文を書いてみます。


We love each other.
(私たちはお互いに愛し合っています)

このように使われます。
注意することは、「お互いに」という意味合いから each other を「副詞」と勘違いしてしまうことです。
ですが、代名詞ですので注意してください。

したがって、自動詞の後に each other がおかれるときは前置詞が必要になってきます。
次の例文を見てください。

We talked to each other.
(私たちはお互いに語り合いました)

このように前置詞「to」が使われたりします。



★<one another について>

one another も「お互いに」という意味です。
each other と同じ代名詞で、同じように使われます。

それぞれの違いとしては、each other は「2人」の場合に使い、one another は「3人以上」の場合に使います。















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