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新ページ基礎からの英語学習
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at / in / on などの場所の前置詞@(前置詞A)


Day39は前置詞の2回目になります。
前回は時間をあらわす前置詞についてふれてみましたが、今回は場所をあらわす前置詞についてふれていきます。





  at, in の前置詞があらわす場所の意味について、それぞれどのような意味かは覚えているでしょうか?
たとえば、「彼は庭にいます」という文を作る場合 the garden(庭)の前には前置詞をおきますが、2つのうちどの前置詞をおくでしょうか?

答えは「in」をおきます。
in には「〜の中に」という意味があります。
そして、「庭にいます(庭の中にいます)」という文を作る場合は in をおきます。

また in には「広い場所に」という意味もふくまれています。


He is in the garden.
(彼は庭にいます)


他にも例を書いてみます。


in a box(箱の中に)
「箱の中に」という場合も「〜の中に」という意味から in を使います。

in a room(部屋の中に)

in the sea(海の中に)


またある国や都市にも in を使います。

in Japan(日本に、日本で)

in Kyoto(京都に、京都で)

in the world(世界に、世界で)




into について


in と似たような意味で into というのがあります。
どちらも「〜の中」という意味がありますが、普通 in の場合は「〜の中」というように位置や状態をあらわします。

それに対して、into は「〜の中」というように運動や移動をあらわします。
次に例文を書いて比較をしてみます。


She was in the room.
(彼女は部屋の中にいた)

She went into the room.
(彼女は部屋の中へ入った)







in と into について下に図を書いてみます。









それでは次に「彼女はバス停にいます」という意味の文を作る場合は the bus stop(バス停)の前にどんな前置詞をおくでしょうか?

答えは「at」をおきます。
at には「〜で」や「〜に」というように「ある地点」という意味があります。

また at には「比較的狭いところに」という意味もふくまれています。

バス停は、ある場所の地点と考えることができます。
そしてこの場合「〜の中に」という意味の「in」は使えないことになり、代わりに「at」を使います。


She is at the bus stop.
(彼女はバス停にいます)


他にも例を書いてみます。


at the door(ドアのところに)

at the traffic light(信号機で)

at the end of the hall(廊下のつきあたりで)




in と at について


上の方でも書きましたが、in は「〜の中に」という意味があり、at は「ある地点」という意味があります。

またその他に in には広い場所(たとえば国や都市)にという意味もありますし、at には比較的狭い場所にという意味もあります。
at があらわす比較的狭い場所とは、たとえば駅や空港といった場所があります。

ですが、この「広い」や「狭い」をあらわす場合には次の注意が必要になります。
それは、in や at があらわす場所の大きさは実際の大きさのことではないからです。

話し手が狭いと感じた時は「at」を使いますし、広いと感じたときは「in」を使います。
つまり話し手がどう感じるかによります。


たとえば、「空港に着いた」という文を作る場合はどうでしょうか?
at を使いますか?それとも in を使いますか?

空港は広い場所かもしれませんが、「空港に着いた」とする場合は「at」を使います。
I arrived at the airport.
(私は空港に着きました)

それからある国に着いたという場合は「in」を使います。
I arrived in England.
(私はイギリスに着きました)








  on は「〜の上に」という意味でよく次のように使われます。


A book is on the table.
(本がテーブルの上にあります)

このように、名詞の前に on をおいて「〜の上に」という意味をあらわすことはよく知られていると思いますが、ここで注意することは実は on には「〜の上に」という意味だけではなくて「〜に接している」という意味があるということです。

そこで、もしも時計が壁に掛かっていたらなんと言うでしょうか?

答えは次のようになります。

A clock is on the wall.
(時計が壁に掛かっています)


このように、壁に接しているという意味でも「on」を使います。
そして、接しているという意味では天井につけてある明かりもそうですから「天井に明かりがついています」と表現する場合も次のようになります。


A light is on the ceiling.
(明かりは天井についています)
[ceiling = 天井]




乗り物に乗るときの on と in


on は乗り物に乗ることをあらわすときにも使います。
たとえば「バスに乗る」とあらわすときには、次のように言います。

I got on a bus.
(私はバスに乗りました)


また「飛行機の乗る」とあらわすときにも on が使われます。

I got on a plane.
(私は飛行機に乗りました)


では、「車に乗る」とあらわすときにはどのように言うでしょうか?

実は「車に乗る」とあらわすときには、普通は on を使いません。
その代わり「in」を使います。

I got in a car.
(私は車に乗りました)

これは、「on」が使われるのがバスや飛行機といった公共で大きな乗り物の場合だからです。
それに対して、「in」は車やタクシーといった小さな乗り物に使われます。



このように、バスなどに乗るときは「on」(get on)を使い、車などに乗るときは「in」(get in)を使いますが、それでは降りるときにはどのような前置詞を使うでしょうか?

降りるときにはそれぞれ次の前置詞を使います。

バスなどの場合は get off を使います。

I got off a bus.
(私はバスを降りました)


車などの場合は get out (of) を使います。

I got out of a car.
(私は車を降りました)







★<over と under について>

テーブルの下に何かがあるということをあらわす場合は何を使うでしょうか?

テーブルに上に物がおかれている場合のように何かに接しているときは「on」を使いましたが、テーブルの下に何かがある(何かがおいてあるなど)という場合には「under」を使います。

under には「〜の下に(真下に)」という意味があります。
したがって、もしもテーブルの下で犬が寝ていたら次のようにあらわします。

A dog was sleeping under the table.
(犬がテーブルの下で寝ていました)


また花見をしたときなどをあらわす文としても、次のようにあらわすことができます。

We were drinking under the cherry blossoms.
(私たちは桜の花の下で飲んでいました)
[cherry = さくらんぼ]
[blossom = 花]
[cherry blossoms = 桜の花 ( a cherry tree = 桜の木)]



また、「〜の下に」という意味から次のように使われる場合もあります。

He wore a shirt under his jacket.
(彼はジャケットの下にシャツを着ました)
[wear = 着る;wear(現)- wore(過)- worn(過分)]



ところで、under は「〜の下に(真下に)」という意味でしたが、それとちょうど反対のことをあらわすのに「over」が使われます。
over の意味は「〜の上に(真上に)」です。
その意味では次のような例文があります。

The plane flew over the mountains.
(飛行機は山の上を飛びました)

また over には「〜の上に」という意味でも、「それを覆うように〜の上に」という意味もあります。
そしてその意味では次のような例文があります。

She laid the cloth over the table.
(彼女はテーブルの上に布をかけました)




over と on


over と on にはそれぞれ「〜の上に」という意味があります。
では、それぞれの意味についてどのような違いがあるでしょうか?

on には「〜の上に」という意味でも「ある面に接して〜の上に」という意味があります。
それに対して over は「面に接しないで〜の上に(真上に)」という意味があります。

ただし、上でも書いていますが over には「〜を覆うように」という意味もありますので、その意味で文を作った場合は on のように「何かに接して」という意味もあらわれてきます。
ですが 「〜を覆うように」という意味は over だけにあって、on にはありません。







★<above と below について>

above には「より上に」や「より高く」という意味があります。
また below には「より下に」や「より低く」という意味があります。
それではそれぞれについて例文を書いてみます。


<above の場合>

The plane flew above the clouds.
(飛行機は雲よりもずっと上を飛んだ)

The picture is above the fireplace.
(その写真は暖炉の上にかかっています)
[fireplace = 暖炉]









<below の場合>

The sun sank below the horizon.
(太陽は地平線の下に沈んだ)
[sink = 沈む、下がる; sink(現)- sank(過)- sunk(過分)]
[horizon = 地平線、水平線]


The fireplace is below the picture.
(写真の下に暖炉があります)









on, over, under, above, below の位置的な関係について下に図を書いてみます。



















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