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数量をあらわす形容詞について(形容詞A)


形容詞2回目のDay23は数量をあらわす形容詞についてです。
ひととおり数や量をあらわす形容詞について復習してみましょう。




  これもよく知られているものですが復習の意味を込めて書いていきます。

many も much もその意味は「たくさんの〜」ということをあらわします。
それぞれの違いは many は可算名詞(数えられることができる名詞)に使われ、much は不可算名詞(数えることができない名詞)に使われることです。
ではそれぞれについて次に書いていきます。


★<many について>


many は可算名詞の前におかれてその名詞を「たくさんの〜」というように修飾します。
たとえば次のような使い方になります。


I have many friends.
(私にはたくさんの友人がいます)

数えられる名詞 friend(s) に many をつけて「たくさんの友人」という意味にした文です。


★<much について>


much は不可算名詞の前におかれてその名詞を「たくさんの〜」というように修飾します。
次に例文を書いてみます。


Do you drink much coffee ?
(あなたはたくさんコーヒーを飲みますか)

この文は much を不可算名詞である coffee の前において「たくさんのコーヒー」という意味にした文です。
また much は不可算名詞の前で使われる形容詞ですから、much の後の名詞はいつも単数形になっていることに注意してください。


このように many と much の使い方について書きましたが、可算名詞と不可算名詞の両方に使うことができ同じ意味の「たくさんの〜」という意味を持つ語もあります。
それは a lot of ですが次にそれについて書いてみます。


★<a lot of について>


a lot of は可算名詞と不可算名詞の両方の前において使うことができます。
意味は many や much と同じ「たくさんの〜」です。
使われるときの文の形は<a lot of+名詞>になります。
それでは次に例文を書いてみます。


I know a lot of students.
(私はたくさんの学生を知っています)

I drink a lot of coffee.
(私はたくさんのコーヒーを飲みます)

このように a lot of は可算名詞である people や不可算名詞である coffee の両方に使うことができます。


ところでDay16で取り上げたことのある How についての使い方ですが、その中では<How many 〜 ?>や<How much 〜 ?>のことについてふれました。
もうおわかりかと思いますが、今まで書いた many と much の違いと同じように<How many 〜 ?>は可算名詞のことについてたずねるときに使われ、<How much 〜 ?>は不可算名詞のことについてたずねるときに使われます。

ここでそれぞれについて例文を次に書いてみます。

How many chairs do you want in your class ?
(あなたの教室にはいくつイスが必要ですか)

How much money did you pay for it ?
(それにお金をいくら払ったのですか)

このように可算名詞 chair の数をたずねるときには<How many 〜 ?>を使い、不可算名詞 money の量をたずねるときには<How much 〜 ?>を使います。



また、ただ「たくさんの〜」という意味ではなくて「非常にたくさんの〜」というように強調をした many の使い方もあります。
その例を次に書いてみます。


a good many(かなりたくさんの〜)

a great many(非常にたくさんの〜)

このように2つの例があります。
違いは a good many よりは a great many の方が意味が強くなります。


さらに many と much の前に as をおいて「それと同数の」や「それと同量の」というような意味をあらわす使い方もあります。
形はそれぞれ<as many 〜>と<as much 〜>になります。
それぞれについて例文を書いてみます。


<as many 〜(それと同数の〜)の場合>

She made ten mistakes in as many pages.
(彼女は10ページのうちに10の誤りを犯した)


<as much 〜(それと同量の〜)の場合>

I have ten dollars here and as much at home.
(私は10ドル持っています。そして家にももう10ドルあります)


これらの文はどちらも先におかれている数詞に対応してそれぞれ「それと同数の」や「それと同量の」というような意味の文になっています。
これらについては下にもう少し詳しく書いてみます。












数詞について


ここで数詞について復習してみます。
数詞とは「数をあらわすもの」のことをいいます。
簡単にいうと one (1) や two (2) のことをいいますがここで少し整理してみます。

1から19までのうちで13からは後ろに teen のついた数になりますが、1から12までは決まったいいかたがあります。
ここで全部を書くまでもないと思いますがちょっとだけ書いてみると次のようになります。

1 → one
5 → five
11 → eleven
12 → twelve
13 → thirteen
17 → seventeen
19 → nineteen


次に20台や30台ですが、これは twenty や thirty に「−」(ハイフン)をつけてから one や two といった数詞をつけます。
まず20や30といったちょうどの数の書き方ですがその例を次に書きます。


20 → twenty
30 → thirty
40 → forty(スペルが少し変わります fourty ではありません)
50 → fifty
60 → sixty
70 → seventy
80 → eighty
90 → ninety

これに対して21や32といった数の書き方は次のようになります。


21 → twenty-one
32 → thirty-two
97 → ninety-seven


ところで100は one hundred です。
では101やそれ以上の数はどう書くでしょうか?
次にそれについて書いてみます。


101 → one hundred (and) one
151 → one hundred (and) fifty-one

1,000 → one thousand
10,000 → ten thousand
100,000 → one hundred thousand

480,281 → four hundred (and) eighty thousand two hundred (and) eighty-one

hundred の後には and をつけることがありますが thousand の後には and をつけないことに注意してください。


さらにこれ以上の数についても次に書いてみます。


1,000,000 → million
1,000,000,000 → billion
1,000,000,000,000 → trillion

(3桁ずつ書き方が変わっていきます。)


ところで漠然とした「たくさんの数」をあらわす使い方が数詞にはありますが、その例を次に書いてみます。


<hundreds of 〜> → 「何百の〜」
<thousands of 〜> → 「何千の〜」
<millions of 〜> → 「何百万の〜」

というようなあらわしかたがあります。
この場合それぞれの数詞の後ろに「s」が付くことに注意してください。
(hundreds , thousands



また数詞には1番目2番目といったような言い方をする場合もありますが、このような1番目や2番目の書き方についても次にふれてみようと思います。


★<序数詞について>


序数詞とは1番目や2番目といったような数をあらわすことをいいます。
書き方としては1〜3番目は独特の形をとっていますが、それ以降は基本的に後ろに「th」を付けた形になっています。
それではその例を書いてみます。


1番目 → first
2番目 → second
3番目 → third

これ以降は後ろに th を付けた形になります。

4番目 → fourth(forth ではないので注意)
5番目 → fifth
9番目 → ninth(nineth ではないので注意)
12番目 → twelfth(これもスペルに注意)
20番目 → twentieth(ちょうどの数の場合もスペルに注意)
21番目 → twenty-first
22番目 → twenty-second
23番目 → twenty-third
24番目 → twenty-fourth
30番目 → thirtieth
40番目 → fortieth
50番目 → fiftieth







  a few と a little はどちらも「少し」というように数の少ないことをあらわします。
そして a few は可算名詞に使われ a little は不可算名詞に使われます。
その意味からすると a few は many の反対の意味になり a little は much の反対の意味になります。
それではそれぞれについて例を書いてみます。


I can speak a few words of French.
(私は少しのフランス語の言葉を話せます)

a few の後の語は複数形になっていることに注意してください。


She drank a little wine.
(彼女は少しのワインを飲んだ)

このように a few の後には可算名詞である word がおかれ、a little の後には不可算名詞である wine がおかれます。
ところで a few と a little には、それぞれについて a をとった語にも意味があります。
つまり a のない「few」と「little」についてですが、これらは「ほとんどない」や「少ししかない」というような否定的な意味になります。

ではこれについてもそれぞれ例を書いてみます。


He has few friends.
(彼にはほとんど友達がいない)

He has little money.
(彼にはほとんどお金がない)

このようにそれぞれ否定的に「ほとんどない」という意味になります。
また a few と a little を使った表現方法で他にもよく見かけるものがあります。
次ではそれらについても少しふれてみます。



★<quite a few と quite a little>


quite 自体には「まったく」や「すっかり」といった意味があります。
ではその quite がついた quite a few はどのような意味になるでしょうか?

もしもその答えが「本当に少ない」や「ほとんどない」だったら、それは間違いになります。
実はこの quite a few の意味は逆になり、「かなり多くの」というように肯定的な意味になります。
そして quite a little も同じように「かなり多くの」という肯定的な意味になります。


★<not a few と not a little>


上のと同じような意味で not a few と not a little という語もあります。
つまりどちらも「かなり多くの」という意味です。
例文を書いてみます。


Not a few people were frightened.
(おびえている人はかなり多かった)
[frightened = おびえた]






  これもよく知られているものです。
any と some は「いくつか」や「いくらか」という意味をあらわします。
そしてどちらも可算名詞と不可算名詞の両方に対して使うことができます。

また「いくつか」や「いくらか」の意味で any と some が使われる場合は、普通 any は否定文・疑問文・条件文に使われ、some は肯定文に使われます。
それでは次に例文をいくつか書いてみます。


I have some money.
(私はいくらかお金を持っています)

Do you have any brothers ?
(だれか兄弟はいますか)

I don't have any CD.
(わたしはCDをまったく持っていません)

この場合の any は「少しもない」という意味になります。
否定文で any が使われるとこうした意味になります。
これは<not...any 〜>という形ですが、not と any の語順は変えることができないことに注意してください。
つまり any が not よりも前におかれて文が作られることは普通はありません。




★<「どんなものでも」や「あるもの」をあらわす場合>


any と some にはもう1つ別の意味をあらわす使い方があります。
それは any が「どんなものでも」という意味をあらわし、some が「あるもの」という意味をあらわす場合です。
そしてこの場合はどちらも肯定文で使われます。
またどちらも複数形ではなくて単数形の名詞の前に使われることに注意してください。
それでは次に例文を書いてみます。


You can have any cake on the table.
(テーブルの上のケーキはどれを食べてもいいですよ)

I saw you in some newspaper.
(私はあなたをある新聞で見ました)


このように最初の文の any cake では「ケーキはどれでも」という意味になり、後の文の some newspaper では「ある新聞」という意味になります。
ではここで any と some についてまとめてみます。







ここで any と some を使った他の表現についてもふれてみます。


★<some day>


some day は「ある日」や「そのうち」という意味です。
つづけて someday と書くこともあります。

また some time で「いつか」という意味をあらわす語もあります。
これも sometime とつづけて書くことがあります。
似ている語で sometimes がありますがこれは「ときどき」という意味です。
後ろに「s」があるかないかの違いしかありませんので注意してください。




★<in any case>


in any case は「いずれにしても」や「ともかく」といったような意味です。
次に例文を書いてみます。


In any case you should take a bus to go to the station.
(ともかくあなたはその駅に行くのにバスに乗った方がいいですよ)



★<at any cost>


at any cost は「どんな犠牲を払っても」という意味です。
次にその例文を書いてみます。


We must stop war at any cost.
(どんな犠牲を払っても戦争を止めなければならない)





倍数について


ここで倍数のあらわしかたについて復習してみます。
倍数とは2倍、3倍のように「何倍」ということです。

2倍の場合は twice と書きます。
3倍より大きいことをあらわす場合は数詞の後に times をおきます。
そうすると3倍の場合は three times になり、4倍の場合は four times になります。



では分数の場合はどうあらわすでしょうか?
次にその分数のあらわしかたについて書いてみます。


★<分数のあらわしかた>


分数は、分子→分母の順番に数字を読んでいきます。
そして、分子は普通の数(one,two)で読み、分母は序数詞(third,fourth)で読んでいきます。
また、分子が2以上の場合は分母の序数詞の後ろに「s」をつけることに注意をしてください。


「5分の1」は → one-fifth となります。
「5分の2」は → two-fifths となります(分子が2以上のため「s」がつきます)。

また半分(2分の1)には half を使ったり、4分の1には quarter を使ったりもします。



★<小数のあらわしかた>


分数のあらわしかたを学習したので小数のあらわしかたについてもここで書いていってみようと思います。
まず小数点の読み方ですが、これには2通りの読み方があります。
それは、point と decimal です。
また小数点以下の数字は1文字ずつ読んでいきます。
小数の読み方の例としては次のようになります。


3.14 → three point one four
 






  このDay23の最後として several についてふれておきます。
several は「いくつかの」という意味ですが、その数量については少々漠然としたものがあります。
「2〜10くらい」までの間を指すともいいますし「5〜6」ともいいます。
また a few よりは多いけれども many よりは少ないともいいますし、文脈やその時の感じ方にもよるといいます。

そのような意味では some と似たところがありますが several は some と違って可算名詞にしか使うことができませんので注意してください。
例文を1つ書いてみます。


He has several watches.
(彼は数個の腕時計を持っています)














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