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英語喫茶基礎からの英語学習確認問題義務のhave toと義務、推量のmust Day13>mustの義務の表現について 記述式問題の解説




 記述式練習問題の解説です。
 練習問題の解答後に参照してみてください。
問題文です

1. I report it to you.
(私はそれをあなたに報告します。)

(私はそれをあなたに報告しなければなりません。)

2. We come back to the question.
(私たちはその問題に戻ります。)

(私たちはその問題に戻らなければなりません。)

3. I go to England to do the work.
(私はその仕事をするためにイングランドへ行きます。)

(私はその仕事するためにイングランドに行かなければなりません。)

4. You do not speak to my daughter.
(あなたは私の娘に話しかけない。)

(あなたは私の娘に話しかけてはならない。)

5. You do not drive so fast.
(あなたはそんなにスピードを出して運転しない。)

(あなたはそんなにスピードを出して運転してはならない。)


解答です

1. I must report it to you.
(私はそれをあなたに報告しなければなりません。)

2. We must come back to the question.
(私たちはその問題に戻らなければなりません。)

3. I must go to England to do the work.
(私はその仕事するためにイングランドに行かなければなりません。)

4. You must not speak to my daughter.
(あなたは私の娘に話しかけてはならない。)

5. You must not drive so fast.
(あなたはそんなにスピードを出して運転してはならない。)


解説です

 5問ともmustを使って、義務を表す文に書き換える問題です。have toも義務の意味を表すことができますが、それは社会的な、外からの要因による義務の意味となります。
 それにたいしてmustの義務は、主観的な、自身の義務の意味となります。

 mustの文の作り方は、主語のあとにmustを置きます。それから動詞の原形をmustのあとに続けていきます。

 問題文の1~3は「~をしなければならない」という意味の義務ですが、問題文の4~5は、「~をしてはいけない」という否定的な義務の意味になります。
 mustの否定形は、notをmustのあとに置きます。したがって、must notという形になります。mustの義務の否定は、強い意味があります。それはいわば「禁止」の意味になることにも注意してください。


問題1について
 問題文のI report it to you.「私はそれをあなたに報告します。」は、それを報告するという意味ですが、これにmustを使って義務を表す文にしていきます。

 まずは、主語であるIのあとにmustを置いていきます。問題文の動詞はreportですが、これをmustのあとに続けていきます。reportは、「報告する」という意味の動詞です。また、「報告書」や「レポート」の意味の名詞としても使われます。
 解答文ですが、次のようになります。
 I must report it to you.

 例文は、「私はそれをあなたに報告しなければなりません。」というように、自身が思う主観的な義務を表します。


問題2について
 問題文のWe come back to the question.「私たちはその問題に戻ります。」は、その問題に戻るという意味です。
 まずは主語であるWeのあとにmustを置きます。動詞はcomeを使っていますが、この動詞をmustのあとに続けていきます。すると、次のようになります。
 We must come back to the question.

 例文は、「私たちはその問題に戻らなければなりません。」は、その問題に戻らなければならないというように、当事者らが思う、主観的な意味の義務を表すようになります。


問題3について
 問題文のI go to England to do the work.「私はその仕事をするためにイングランドへ行きます。」は、イングランドへ行くという事実的な意味を表しています。

 この文にmustを使っていきますが、まずは主語であるIのあとにmustを置きます。問題文の動詞はgoですが、これをmustのあとに続けていきます。すると、次のようになります。
 I must go to England to do the work.

 例文は、「私はその仕事するためにイングランドに行かなければなりません。」というように、行かなければならないという、自身が思う主観的な義務の意味を表すようになります。


問題4について
 問題文のYou do not speak to my daughter.「あなたは私の娘に話しかけない。」は、娘に話しかけないという事実を表す文です。
 これにmustを使っていきますが、注意をすることは問題文が否定を表す文であることです。そこでmustを否定形にして使うことになります。mustの否定形はmustのあとにnotを続けた、must notになります。

 文の作り方ですが、まずは主語であるIのあとにmust notを置きます。それから動詞であるspeakをmust notのあとに続けていきます。
 問題文のdo notは、否定であることを表すために置かれていましたが、これがmust notで置き換えられるかたちになります。
 解答ですが、次のようになります。
 You must not speak to my daughter.

 例文は、「あなたは私の娘に話しかけてはならない。」というように、娘に話しかけてはならないという「禁止」を表す文になります。


問題5について
 問題文のYou do not drive so fast.「あなたはそんなにスピードを出して運転しない。」は、スピードを出さないという事実を表しています。この例も、否定を表していますので注意してください。

 これにmustを使っていきますが、まずは主語であるYouのあとにmustを置きます。否定を表していますので、さらにnotをmustのあとに続けていきます。
 問題文の動詞はdriveですが、この動詞をmust notのあとに続けていきます。すると、次のようになります。
 You must not drive so fast.

 例文は、「あなたはそんなにスピードを出して運転してはならない。」というように、スピードを出してはならないという、「禁止」の意味を表すようになります。











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