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基礎からの英語学習
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Day 9

-能力、可能性、許可のcanと依頼のcan-
 今回は能力と可能性、許可を表すcanについてふれていきます。
 またcanによる依頼を表す用法についても見ていきます。

基礎からの英語学習-1項目目「can」
 「can」には「~ができる」というように「能力」の意味があります。また「~でありうる」というように「一般的可能性」と、「~をしてよい」という許可の意味があります。

 型は<主語+can+動詞の原形>で、「can」の後に動詞を続けるだけです。否定形は「can not」または「can't」ですが、「cannot」と一語にした形もあります。次にそれぞれ意味別に示します。

・<能力の「can」>
 I can play the piano.(私はピアノが弾けます。)
 I can speak English.(私は英語を話せます。)
 We can't walk any more.(これ以上もう歩けません。)
 Can you ski?(あなたはスキーができますか。)
 Can you swim?(あなたは泳げますか。)

メ モ  Can you swim? と聞かれて「そんなに泳げません。」と答えたい場合に、I can't swim. と言うと「全く泳げません。」という意味になります。これは「私は金槌です。」と答えることになります。「そんなに泳げません。」と答えたい場合は、I can't swim well. のようにします。


 Can you speak English?(あなたは英語を話せますか。)

メ モ  相手に対して直接たずねる場合に「Can you ~ ?」は「~ができるのですか」と露骨になる場合があります。その場合は「Do you ~ ?」と聞くことができます。

 Do you speak English?


 (参照:canの能力についての詳細は、法助動詞(1.1.)

・<一般的可能性の「can」>
 The kind of thing can be played by children.
 (この種のことは子供にもできうる。)
 You can't see her. She went abroad yesterday.
 (彼女に会うはずがない。昨日海外へ行ったのだから。)

メ モ  上のThe kind of thing can be played by children.のように「肯定」の「can」は、「~もありうる」と「一般的な可能性」の意味をあらわすので、そこのところは「~かもしれない」という「推量」の意味をあらわす「may」とは意味が違います。


 (参照:canの一般的可能性についての詳細は、法助動詞(1.3.)

・<許可の「can」>
 You can smoke in this room.(この部屋でタバコを吸ってもいいですよ。)
 You can't stay here.(ここにいてはいけません。)


・<許可を求める「can」>
 Can I speak to John?(「電話口で」ジョンと話せますか。)
 Can I have a few minutes?(少し時間がありますか。)
 Can I have this?(これをください。)

メ モ  許可を求めるときの型は<Can I+動詞の原形>で、「Can I」の後に動詞を続けるだけです。「May I ~ ?」のほうが丁寧ですが、丁寧すぎるので「Can I ~ ?」が今ではよく使われます。


 (参照:canの許可についての詳細は、法助動詞(1.2.)



基礎からの英語学習-第2項目目「Can you ~ ?」(依頼)
 「Can you ~ ?」は「~をしてくれませんか」というように、「依頼」を表すことができます。会話でよく使われます。
 「can」の代わりに「could」を使うと、より丁寧な表現になります。
 型は<Can you+動詞の原形>で、「Can you」の後に動詞を続けるだけです。

Can you~(依頼)の使い方について

 Can you open the door?(そのドアを開けてくれませんか。)
 Can you turn off the light?(明かりを消してください。)
 [turn off = 明かりなどを消す (turn on = 明かりなどをつける)]
 Could you help me?(手伝ってもらえませんか。)



基礎からの英語学習-第3項目「can」の過去形「could」
 「could」は「can」の過去形です。しかし能力以外の意味で、過去のことを表すことはあまりありません。

 She could speak French when she was young.
 (彼女は若い頃フランス語を話すことができた。)
 He could swim.(彼は泳ぐことができた。)


 (参照:couldについての詳細(canとともに説明してます。)は、法助動詞(1以降)

メ モ  「could」で「能力」を表すには、注意しなければならないことがあります。それは「過去に能力があった」ということだけしか表せないからです。
 もしも実際の行動をあらわすのならば、代わりに「was(were) able to」を使わなければなりません。たとえば次の文では「could」は使えません。

 After she studied hard, she was finally able to pass the entrance exam.
 (彼女は一生懸命勉強してついに入学試験に合格することができました。)

 この文は、実際に試験に合格したことを話しています。
 上の2つの例文も「過去にあった能力」としてだけ使うことができます。He could swim. が、実際に「その場で泳いだ」意味であれば、He was able to swim. にしなければなりません。

 現在のことに対しては「can」と「be able to」のどちらも使うことができます。それは能力と実際の行動は、意味としては差が出てこないからです。そこで現在のことについては、「can」を使うのが普通になっています。注意するのは過去の場合です。


 (参照:このcouldについての詳細は、英語の時間的感覚(2.3.2.)





レッスンの確認問題
 このレッスンにおいて、確認をするための問題です。余裕がありましたら、チェックしてみてください。

チェック 1 能力のcan について
問題数:3問
選択式問題の解説



チェック 2 依頼のcan について
問題数:4問
選択式問題の解説



チェック 3 許可のcan について
問題数:3問
選択式問題の解説



 



ワンランク上の練習問題
 記述式の練習問題です。半角英数字で解答してください。

エクササイズ 1 canの能力と一般的可能性の表現について
問題数:5問
記述式問題の解説


エクササイズ 2 canの許可の表現について
問題数:5問
記述式問題の解説


エクササイズ 3 can youの依頼表現について
問題数:5問
記述式問題の解説


エクササイズ 4 couldとbe able toについて
問題数:5問
記述式問題の解説



 


今日のレッスンはこれで終わりです。
お疲れ様でした。





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