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6.4.3. 進行形による丁寧表現

 進行形は6.2.3. で述べたように、未完結を意味として含んでいる形式でもある。
 進行形による丁寧表現とは、遠回しに相手に伝えることを意味に含み、直接的な表現を間接的な表現にする。

(40)
a. We are hoping you will give us some advice.
(私たちに何か助言をいただきたいのですが。)
b. We are hoping they will reduce the workload a little.
(もう少し仕事量を減らしてほしいのですが。)

 上は進行形を用いた例であるが、進行形ではなく現在時制(We hope)を用いた場合は直接的な表現になり、押しつけがましいような印象を与える可能性も生じてくる。そのことを進行形は避けて、間接的に表すことができるのである。


 ところで、過去時制を用いることでも直接的な印象を避けて、間接的に表現をすることが可能である。(このことは、2.3.3.の現在のことを過去時制で表す丁寧表現 のところで述べている。)その過去時制にこの進行形を用いることで、より丁寧度を増した表現にすることができる。これは過去時制による丁寧表現に、さらに進行形による丁寧表現を加えることになる。

(41)
a. Were you wanting to see me?
(私にお会いになりたいんだそうですね。)
b. I was wondering if you would care to have dinner with me.
(私と食事をご一緒していただけないかなと思ったのですが。)

 上の2例については、過去進行形の用法による丁寧表現になる。当然、現在時制を用いた表現よりも丁寧になるが、さらに現在進行形を用いた丁寧表現よりも、より丁寧度の高い表現になる。



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