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6.3.2.現在完了進行形と現在進行形

 現在完了進行形は、現在まで何らかの動作が継続していることを表す形式である。動作が現在において完了しているかどうかは文脈によることである。

 このような現在完了進行形は、動作の継続を表すということから、現在進行形と意味が類似しているようにも考えられる。
 しかし、2つの形式の違いはその動作が生じた時点である過去のことが、話し手に感じられているかの差である。
 現在完了進行形はその動作について、過去から生じているということが感じられるのに対して、現在進行形ではその過去のことが全く感じられない。このことは現在進行形では、単に進行に重点が置かれていることを意味している。ここで、2つの形式について例を比較してみることにする。

(31)
a. She is making a birthday cake.
b. She has been making a birthday cake.

 (31a)が現在進行形、(31b)が現在完了進行形であるが、これらを日本語に訳した場合、どちらも「彼女はバースデーケーキを作っている。」とすることができる。
 このように日本語ではどちらも「テイル形」で表すことになるが、これは英語のように明確な形式がないためである。そのために、意味上の区別が日本語話者には難しくなる。しかし、これらの例について時間表示にしてみると、その区別が容易になる。

(32)
a. 現在進行形


b. 現在完了進行形


 (32a)は現在進行形、(32b)は現在完了進行形の時間表示である。時間表示上では、全く異なっていることがわかる。

 現在進行形の時間表示では、漠然とした時間の枠が現在時を中心として設けられているにすぎない。
 しかし、現在完了進行形の時間表示では、ある過去時を起点として生じた動作が、現在時まで続いているという時間的なつながりを表している。
 
 そこで、話し手がどちらかの形式を選択する際に、起点とするある過去を感じていれば現在完了進行形を選択することになる。そうではなく、現在においての漠然とした動作進行を感じていれば、現在進行形を選択することになる。



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