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1.時の中心としての現在時制

1.1.現在時制の基本的な用法
1.1.1.現在時制の時間表示

 現在時制とは現在の出来事を表すのに用いる。その現在とは話し手が「今」と考えている時間帯の範囲であり、言い換えるならば、過去ではない全ての時間帯となる。そこで、「過去」か「非過去」かという区別により表されることもある。ここで現在時制を時間表示に示すと、次のようになる。

(1)
 

 S、M、Eの3点は、Sがpoint of speechのことで、これは話し手が発話した時点を表している。通常は現在時に置かれる。Eはpoint of the eventのことで、出来事が生じた時点を表している。この出来事とは、何らかの物が存在していること、または何らかの事実が存在していることなど全てを、「出来事」と呼んで表している。
 
 そしてMとはpoint of mindのことで、話し手の「心の位置」を表している。心の位置とは話し手が発話の際に、焦点を置く位置である。
 たとえば上のように現在時にある場合は、話し手の焦点がその現在時にあることになるが、これは心境が現在から離れていないことを表している。それに対して、過去時に置かれるときは心境が現在から離れることになる。これは現在との関係においては途切れることを表すことになる。このことは過去時制が持っている意味的特徴に通じる。これを詳細に述べるには過去時制との比較が必要になるので、後に説明を加えていく。
 この心の位置とは「時を表す副詞表現」に応じる。

 S、Eの2点を区切っている「,」(コンマ)は、区切られた双方が同時にあることを意味している。(時間表示上においては簡略した記号として示していくが、本文においては発話時(S)、心の位置(M)、出来事時(E)というように示す。)これは発話時(S)のある現在時において、心の位置(M)が重なり、そして同時にそこに生じている出来事を、話し手が捉えていることを意味している。







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