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Day 52-比較-


比較の基本
 「old」は形容詞で、「古い」や「歳をとった」という意味です。しかし比較の形にした「older」には、「より古い」という意味があります。この「より〜」というのが、比較の基本的な意味です。
 
 「old」に「er」がついて比較変化したのが「older」ですが、この「er」が語尾につくことは比較変化の基本になります。そして比較変化した形を、「比較級」といいます。

She is 35 years old. He is 27 years old. She is older.
(彼女は35歳です。彼は27歳です。彼女のほうが歳をとっています。)

His bag is 3000 yen. My bag is 2000 yen.  My bag is cheaper.
(彼の鞄は3000円です。私の鞄は2000円です。私の鞄のほうが安いです。)



比較変化のしかた(比較級の作り方)
 比較級は形容詞や副詞の語尾に「er」のついたものが基本になりますが、形容詞や副詞の前に「more」を置く場合もあります。次は比較級の作り方の基本例です。
 ここでは、どのように変化をするのかを見る程度にして、次の「3」へ進んでも構いません。

1<たいていの短い語>
 語尾に「er」をつけます。
old → older
cheap → cheaper


2<語尾が「e」で終わる語>
 語尾の「e」の後に「r」をつけます。
large → larger
nice → nicer


3<語尾が「短母音+子音1つ」で終わる語>
 その子音を重ねてから「er」をつけます。
big → bigger
hot → hotter


4<語尾が「子音+y」で終わる語>
 「y」を「i」に変えてから「er」をつけます。
happy → happier


5<音節が2つで「ful」などで終わる語>
 音節が2つあって語尾が「ful」、「less」、「ous」、「ish」、「ing」、「ive」で終わっている語は、その前に「more」をおきます。
famous → more famous
useful → more useful


6<音節が3つ以上ある語>
 音節が3つ以上ある語は、その語の前に「more」をおきます。
difficult → more difficult


7<不規則に変化するもの>
 形容詞や副詞の中には全く別の形に変化するものがあります。たとえば「good」は「gooder」にはなりません。「good」の比較級は「better」です。

---------------
good → better
little → less
bad, ill → worse
many, much → more
---------------



「older than」(〜よりも)
 比較級に「than」を続けて、2つのことを比較することができます。たとえば、「older」に「than」を続けると「(than〜)よりも年上」という意味になります。
 型は<A+動詞+比較級+than+B>で、意味は「BよりもAがより〜だ」になります。

She is older than he is.
(彼女は彼よりも年上だ。)
I am a better swimmer than he is.
(私は彼よりも泳ぎがうまいです。)

Women live longer than men do.
(女性は男性よりも長生きします。)
I can type faster than you can.
(私はあなたよりも速く入力することができます。)
I got up earlier than they did.
(私は彼らよりも早くに起きました。)

 上のように、「than」の後が前と同じ動詞を使うときは、その動詞のかわりに「do」を使います。助動詞や「be動詞」のある場合は、その助動詞やbe動詞だけを使います。
 これは同じ動詞の反復を避けるためです。

Is a white shirt more expensive than a blue shirt?
(白いシャツは青いシャツよりも高いですか。)
You got better grades than I did.
(あなたは私よりも良い成績を取りましたね。)



比較のAとBの関係
 比較の型は<A+動詞+比較級+than+B>でしたが、AとBにはそれぞれ同じ種類の語句を置かなければなりません。
 たとえば She is older than he is. の場合、主語は「She」ですが、これと「he」との間で年齢の比較をしています。では次の文のAとBの関係は正しいでしょうか。
 
The population of China is larger than Japan.
(中国の人口は日本よりも多い。)

 実はこの文は良くありません。それは主語の「The population of China」は「中国の人口」という意味で、実際の比較対象は国ではなくその人口の多さだからです。
 したがって「than」以下には国名の「Japan」ではなく、その人口を表す語句を置かなければなりません。そこで次のようにします。

The population of China is larger than that of Japan.
(中国の人口は日本の人口よりも多いです。)

 「that of」は前の語句を受けています。(that of = the population of)
 
 このようにAとBには同じ種類を置きます。そしてAとBの種類を合わせるために「that of」を使います。「that」は前に出た名詞の反復を表します。



「more than」と「less than」(より多い、より少ない)
 「more than」は「より多い(大きい)」、「less than」は「より少ない(小さい)」という意味で使うことができます。

Ten is more than five.
(10は5よりも大きいです。)
The dictionary is more than three kilos.
(その辞書は3キロよりも重いです。)
The movie is less than 90 minutes.
(その映画は90分にも満たないです。)
I have less than ten dollars.
(私の持っているお金は10ドルにも満たないです。)



基礎からの英語学習の記述式練習問題

 記述式の練習問題です。半角英数字で解答してください。
 

比較級(規則変化)について
問題数:5問


比較級(不規則変化)について
問題数:5問


比較構文について
問題数:5問




今日のレッスンはこれで終わりです。
お疲れ様でした。



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