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Day 62
−知覚動詞−
 今回は知覚動詞を使う用法についてふれていきます。

知覚動詞とは?

   知覚動詞とは、見たり、聞いたり、感じたりすることを表す動詞のことをいいます。
 たとえば、「see」、「hear」、「feel」、「smell」などがあります。
 
 これらの知覚動詞に目的語を続けてから、動詞の原形(原形不定詞)またはing形(現在分詞)、または過去分詞のいずれかを続けて使います。
 
 動詞の原形(原形不定詞)の場合が、「〜がするのを」を表し、ing形(現在分詞)の場合が、「〜がしているのを」を表します。そして過去分詞は、「〜をされるのを」を表します。次からはそれぞれについて見ていきます。






「〜がするのを」(知覚動詞その1)

   知覚動詞の後の目的語に動詞の原形(原形不定詞)を続けると、「〜がするのを」という意味で使うことができます。
 たとえば I saw the girl cross the street. は「私は女の子が通りを横切るのを見ました。」という意味になります。





 I heard the bell ring.(私はベルが鳴るのを聞きました。)
 I felt my fear rise.(私は恐怖感が増すのを感じました。)








英文法の休息








「〜がしているのを」(知覚動詞その2)

   知覚動詞の後の目的語にing形(現在分詞)を続けると、「〜がしているのを」という意味になります。
 このing形は進行している動作を表すので、その進行中の動作を知覚する意味が含まれます。

 I saw the girl crossing the street.
 (女の子が通りを横切っているのを見ました。)
 I heard a bird singing.(私は鳥が歌っているのを聞きました。)
 I felt her weeping.(私は彼女が泣いているような気がした。)



 「2」でふれている例文 I saw the girl cross the street. は、女の子はすでに横切ってしまった意味を含みますが、I saw the girl crossing the street. は、女の子がまだ横切っている途中であることを意味します。






「〜がされるのを」(知覚動詞その3)

   知覚動詞の後の目的語に過去分詞を続けると、「〜がされるのを」という意味になります。
 過去分詞には受動的な意味があるので、たとえば I heard my name called. は、「私は自分の名前が呼ばれたのを聞きました。」という意味になります。

 He saw the window broken by somebody.
 (彼は窓が誰かによって割られるのを見ました。)


知覚動詞の発展的学習はAdvanced study26を参照してください。




レッスンの確認問題
 このレッスンにおいて、確認をするための問題です。余裕がありましたら、チェックしてみてください。


知覚動詞について
問題数:5問


 





ワンランク上の練習問題
 記述式の練習問題です。半角英数字で解答してください。


知覚動詞について
問題数:5問


 



今日のレッスンはこれで終わりです。
お疲れ様でした。












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