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Day 37
−場所の前置詞3−
 今回も場所の前置詞の続きです。前や後ろを表す前置詞や、along、though、around、acrossについてふれていきます。また、withとwithoutについても見ていきます。

「〜の前」、「〜の後ろ」など(場所の前置詞その1)

 


 次は上の図の「A」を中心にして位置をあらわした例です。
 A is next to C.(AはCのとなりです。)
 A is next to E.(AはEのとなりです。)
 A is in front of D.(AはDの前です。)
 A is in back of B.(AはBの後ろです。)
 A is between E and C.(AはEとCの間です。)


 それぞれの前置詞の意味は次のようになります。
 
 next to A → Aのとなり
 in front of A → Aの前に


 ただ単に誰かの前にいるのではなくて、お互いが「向かい合っている」場合は「opposite」を使います。
 
 She was standing opposite me.
 (彼女は私と向かい合って立っていた。)


 in back of A → Aの後ろに
 (これは「behind」であらわすこともできます。B is behind A.)
 between A and B → AとBの間


 「between」は「2つのものの間」という意味です。「3つ以上」になると「among」を使います。
 
 The train runs between Hakodate and Aomori.
 (その電車は函館と青森の間を走ります。)
 She stood among them.(彼女は彼らの中に立っていました。)

 参考として、「between you and me」は直訳すると「あなたと私の間」と考えられますが、これは「ここだけの話」や「内緒の話」という意味で使われます。
 ( = between ourselves)






「along」(〜に沿って)(場所の前置詞その2)

   「along」は「〜に沿って」という意味です。たとえば「along the river」は、「川に沿って」という意味になります。

 I walked along the shore.(私は海岸沿いに歩きました。)
 Our car was moving along the main street.
 (私達の車は大通りに沿って走っていました。)




 「along」に「with」が続いた「along with」は、「〜と一緒に」という意味で使います。(これは「with」や「together with」と同じです。)
 
 I went along with her.(私は彼女と一緒に行きました。)






「through」(〜を通って)(場所の前置詞その3)

   「through」は「〜を通って」という意味です。たとえば「through the city」は「街を通り抜けて」という意味になります。

 The train passed through a tunnel.
 (その電車はトンネルを通り抜けました。)
 He went through a red light.(彼は赤信号を無視して行った。)




 「go through」も「通り抜ける」という意味ですが、「経験をする」という意味もあります。(これは「experience」と同じです。)
 
 I went through hardships.(私は苦痛を味わった。)








英文法の休息








「around(round)」(〜の周り)(場所の前置詞その4)

   「around」または「round」は「〜の周り」という意味です。たとえば「around(round) the tree」は、「木の周りに」という意味になります。

 We sat around a table.(私達はテーブルの周りに座りました。)
 I walked around the town.(私は街の周りを歩きました。)




 「around」はアメリカ英語で好まれます。「round」はイギリス英語で好まれます。






「across」(〜の向こう)(場所の前置詞その5)

   「across」は「〜の向こう側」や「〜を横切って」という意味です。たとえば「across the street」は、「通りの向こう側」というに意味になります。

 I live across the river.(私は川の向こう側に住んでいます。)
 He walked across the bridge.(彼は橋を歩いて渡りました。)




 「get one's idea across to+人」は、「(人に)考えを理解してもらう」という意味です。
 
 I couldn't get my idea across to her.
 (彼女に私の考えが通じなかった。)


 また、「across」に「from」を続けた「across from 〜」は、「〜の向かい側」や「〜の正面」という意味で使うことができます。たとえば「across from me」は「私の向かいに」というように、お互いに向かい合っている意味になります。

 The store is across from the theater.
 (その店は映画館の向かいにあります。)








「with」と「without」(その他の前置詞)

   「with」には「(誰か)と一緒に」や「(何か)を身につけて」、「(何か)を持って」というように、「何かが加わる」という意味があります。それに対して「without」は、「〜をなしで」という意味です。
 次は「with」の例です。

 I went shopping with my friend.(私は友人と買い物に出かけました。)
 That woman with glasses is my mother.
 (眼鏡をかけたあの女性は私の母です。)
 Who is that woman with an umbrella?(あの傘を持った女性は誰ですか。)


 「with」に「道具」を続けると、「(その道具)を使って〜をする」という意味になります。
 
 I washed my shoes with soap.(私は石鹸で靴を洗いました。)


 次は「without」の例です。
 
 She went without an umbrella.(彼女は傘を持たずに出かけました。)
 We can't live without water.(水なしでは生きていくことができません。)
 He started without any explanation.(彼は何の説明もなしに始めた。)


 「without」は否定語なので、上のように「without」の後に「any」を続けると、「全くない」という意味になります。


withの発展的学習はAdvanced study 13を参照してください。




レッスンの確認問題
 このレッスンにおいて、確認をするための問題です。余裕がありましたら、チェックしてみてください。


場所の前置詞の使い方について(その1)
問題数:6問



場所の前置詞の使い方について(その2)
問題数:4問


 





ワンランク上の練習問題
 記述式の練習問題です。半角英数字で解答してください。


場所の前置詞(その1)
問題数:5問



場所の前置詞(その2)
問題数:5問


 



今日のレッスンはこれで終わりです。
お疲れ様でした。












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