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代名詞は前に出ている語句や文の内容を受けて、それらの反復を避けるために使われます。
「one」には数詞として「1つ」という意味がありますが、代名詞としての用法もあります。
ここでは代名詞としての「one」の用法について解説をしています。
1.代名詞の「one」の用法
代名詞としての「one」も前に出ている語句を受けて表しますが、その語句は不特定の可算名詞です。
a. He is a soccer player, and his son wants to be one, too.
(彼はサッカー選手で、彼の息子もサッカー選手になりたいと思っています。)
b. He has a camera, and I want to buy one.
(彼はカメラを持っていて、私はカメラを買いたいのです。)
c. Which one do you like, the blue one or the white one?
(あなたはどちらが好きですか、青いのですかそれとも白いのですか。)
d. Do you have a smaller one?
(もう少し小さいのがありませんか。)
aの「one」が受けているのはa soccer playerです。そしてbの「one」が受けているのはa cameraです。
代名詞の「one」は修飾語をともなって使われることもあります。cのthe blue oneとthe white oneがそれになります。
また「one」が代名詞として受ける語句は、不特定の可算名詞になりますが、「a」や「an」の冠詞も一緒に使われることがあります。
dのa smaller oneがそれになります。
さらに複数形としても使われます。代名詞「one」の複数形は「ones」です。
e. I prefer these ones better.
(私はこれらのほうがより好きです。)
2.代名詞のoneと代名詞のit
代名詞の「one」は前に出ている語句を受けますが、代名詞の「it」との間には違いがあります。
代名詞の「one」は、不特定の可算名詞を受けますが、この不特定の可算名詞とは「同類のもの」のことです。
これに対して特定の可算名詞は、具体的にその対象物が話し手によってわかっているものです。
b. He has a camera, and I want to buy one.
(彼はカメラを持っていて、私はカメラを買いたいのです。)
f. He has a camera, and he bought it on the internet.
(彼はカメラを持っていて、それをネット通販で買いました。)
bの例は前に出ているのと同じ例です。この「one」が受けているのはa cameraのことですが、「彼」が持っているカメラではなく、「同種のカメラ」の意味になります。
fの例で、「it」が受けているのは同じa cameraのことですが、これは「彼」が持っているカメラそのもののことです。
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