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英文法の発展的学習

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もう少しだけ踏み込んだ英語学習
英文法の発展的学習
8

倒置について


基礎からの英語学習-1項目目

倒置(その1)


   「here」と「there」は相手の注意をひくために、文頭において使うことがあります。そうすると「ほら!~だ」という意味になりますが、語順が<主語+動詞>から<動詞+主語>にかわります。このように語順が逆になることを「倒置」といいます。(助動詞がある場合は、主語と助動詞が倒置されます。)

 Here comes John.(ほら、ジョンがやってきた。)
 There goes the bell!(ほら、鐘がなる。)

 上のように「John」と「comes」、「the bell」と「goes」の語順が逆になります。けれども、「she」や「he」などの「代名詞」が主語になっている場合は倒置をしません。
 

 Here she comes.(ほら、彼女がやってきた。)


 否定的な副詞(hardlyなど)を文頭におく場合は、代名詞に関わらず必ず倒置をします。

 強調をするために副詞を文頭におく場合は、このように倒置をすることがあります。しかし、常に起こるというわけではありません。

 Ann was so excited that she could not speak.
 (アンは興奮して話すことができなかった。)

 上の「so excited」を強調するために文頭に置くと、次のようになります。

 So excited was Ann that she could not speak.

 上のように「Ann」と「was」が倒置されます。しかし後に続いている「that節」の中は倒置をしないでそのままにします。


 主語が代名詞の場合は倒置をしません。もしも「Ann」が「She」だったら、次のようになります。

 So excited she was that she could not speak.






基礎からの英語学習-第2項目目

倒置(その2)


   同じ副詞でも、否定的な副詞を文頭においた場合は、常に倒置が起こります。この場合、たとえ主語が「代名詞」であっても必ず倒置をします。
 このとき、動詞が助動詞やbe動詞でなければ「do」をおきます。たとえば次のようになります。

 She hardly knew the news. → Hardly did she know the news.
 (彼女はそのニュースをほとんど知らなかった。)

 Rarely does he go for a drink.(彼はめったに飲みに行きません。)
 Never will he know.(彼は知らないよ。)
 Nowhere is this tendency.(この傾向はどこにもありません。)

 上のように代名詞に関わらず必ず倒置をします。

倒置(否定的な副詞の場合)の用法について 倒置(否定的な副詞の場合)の用法について



 これらの倒置は文語的になります。






英文法の発展的学習 練習問題
 記述式の練習問題です。半角英数字で解答してください。

基礎からの英語学習の発展的学習の記述式練習問題1
倒置について
問題数:5問


 



基礎からの英語学習の発展的学習カット






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