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使役動詞と知覚動詞


今回は「〜をさせる」という意味の使役動詞の他に、知覚動詞についてもふれていきます。





   「let」を使って使役をあらわすことができます。使役とは「(人)に〜をさせる」という意味のことをいいます。型は<let+目的語+原形不定詞(動詞の原形)>で、これで「(目的語)に(原形不定詞)をさせる」という意味になります。

 I'll let him do so.(私は彼にそれをさせます。)
 I'll let you know when I get home.
 (私が家に着いたら、あなたに知らせます。)
 He doesn't let her drive.(彼は彼女に運転をさせません。)




 「's」のついた「let's」は「let us」を短縮したものです。勧誘をあらわし、後に動詞の原形を続けます。これは使役の「let」とは違いますので、区別する必要があります。
 Let's play golf.(ゴルフをしましょう。)
 Let's go for a drive.(ドライブに行きましょう。)

 もしも「let us」を使役の「let」として使う場合は次のようになります。
 Let us know if you pass the exam.
 (試験に合格したら知らせてください。)







   「make」も使役をあらわし、「let」と同じように考えることができます。

 She made her sister clean the room.
 (彼女は妹に部屋の掃除をさせました。)
 What made you think so?(何があなたにそう思わせたのですか。)


 「let」には「本人の希望に応じて」や「許して」という意味があり、「make」には「本人の意思には関係なく」や「強制的に」という意味があります。
 したがって「〜をすることを許す」というように強制の意味のないことを含む場合は「let」を使うことになります。

 ところで、「make」に原形不定詞のかわりに「形容詞」を目的語の後に続けると「(ある状態)にさせる」という意味になります。
 The news made me happy.
 (そのニュースは私を楽しくさせました。)
 Rumors about her rudeness made her angry.
 (彼女の失礼さについてのうわさが彼女を怒らせました。)


 目的語に「過去分詞」を続ける場合もありますが、特別で限られます。
 I made myself understood in English.
 (自分の考えを英語で通じさせた。)

 受動態にする場合は「to」を使います。たとえばShe made her sister clean the room.は次のようになります。
 Her sister was made to clean the room by her.
 (彼女の妹は彼女によって部屋の掃除をさせられました。)


 「1」の「let」は「make」と違って受動態にすることができません。もしも「let」を受動態にしたい場合は「be allowed」や「be permitted」をかわりに使います。
 She was not allowed to drive.
 (彼女は運転をすることを許されなかった。)







   「have」も「let」と同じように使役をあらわすことができます。

 I had my brother paint the wall.
 (私は弟に壁のペンキを塗らせました。)
 We had him report.(私達は彼に報告をさせました。)


 「have〜原形不定詞」にも強制の意味があります。「make」よりは弱い強制ですが、普通は目上の人が目下の人に使います。

 また、目的語の後に「過去分詞」を続けて使うこともできます。この過去分詞はサービスなどを受けるために「(頼んで)〜をしてもらう」という受動的な意味を含みます。
 I had the wall painted.(私は壁を塗ってもらった。)
 I had a suit made.(私はスーツを作ってもらいました。)
 I had my hair cut.(私は髪を切ってもらいました。)


 上の例は「(頼んで)〜をしてもらう」の他に「〜をさせる」という「強制」の意味に解釈することもできますが、どちらになるかは文脈で判断します。

 同じ型のままで「〜をされた」という「被害」の意味をあらわすこともできます。「使役」の意味なのかそれとも「被害」の意味なのか、どちらの意味をあらわすかは文脈で判断します。
 I had my car stolen.(私は車を盗まれました。)


 「have」は上のように意味的に「受動」をあらわすことができますが、文の型としての受動態はありません。つまり「be had」のような使い方はありません。







   「get」は使役動詞ではありませんが、使役として使うことができます。けれども目的語には原形不定詞ではなく、「to不定詞」を続けますので<get+目的語+「to不定詞」>の型になります。
 また、「過去分詞」を続けて「〜をしてもらう」という意味でも使うことができます。

 We got the doctor to come.(私達は医者に来てもらった。)
 I got her to stop smoking.(彼女に喫煙をやめさせました。)


 「get〜to不定詞」は口語的です。けれども、上のように「get」の使役には「努力をして〜をさせる」という意味が含まれます。

 I got my shoes polished.(私は靴を磨いてもらいました。)
 I got this letter translated into English.
 (この手紙を英語に訳してもらいました。)


 「get〜過去分詞」も口語的です。また、「被害」の意味をあらわすこともできます。これも過去分詞の受動的な意味から起こります。
 I got my left leg broken while I was skiing.
 (スキーをしている間に左足を折りました。)

 ところで、「help」で使役をあらわす場合もあります。「help」は「手伝って」という意味ですが、目的語の後には原形不定詞と「to不定詞」の両方を使うことができます。
 She helped her mother (to) water the garden.
 (彼女は母が庭に水をまくのを手伝いました。)







   知覚動詞とは見たり、聞いたり、感じたりすることをあらわす動詞で、たとえば「see」、「hear」、「feel」、「smell」などがあります。
 この知覚動詞に目的語を続けた後に、原形不定詞か現在分詞、または過去分詞のいずれかを続けるとそれぞれ「〜がするのを」、「〜がしているのを」、「〜をされるのを」という意味になります。次からはそれぞれの意味にわけながらふれていきます。







   知覚動詞の後の目的語に原形不定詞を続けて「〜がするのを」という意味で使うことができます。たとえばI saw the girl cross the street.は「私は女の子が通りを横切るのを見ました。」という意味です。



 I heard the bell ring.(私はベルが鳴るのを聞きました。)
 I felt my fear rise.(私は恐怖感が増すのを感じました。)







   現在分詞を続けると「〜がしているのを」という意味になります。現在分詞は進行している動作をあらわすので、その進行中の動作を知覚する意味が含まれます。

 I saw the girl crossing the street.
 (女の子が通りを横切っているのを見ました。)
 I heard a bird singing.(私は鳥が歌っているのを聞きました。)
 I felt her weeping.(私は彼女が泣いているような気がした。)


 「6」のI saw the girl cross the street.は、女の子はすでに横切ってしまった意味ですがI saw the girl crossing the street.は女の子がまだ横切っている途中であることを意味します。







   過去分詞を続けると「〜がされるのを」という意味になります。過去分詞には受動的な意味があるので、I heard my name called.は「私は自分の名前が呼ばれたのを聞きました。」という意味になります。

 He saw the window broken by somebody.
 (彼は窓が誰かによって割られるのを見ました。)


 動作が終了した直後をあらわす場合もあります。次はその例です。
 I saw the girl crossed the street.
 (女の子が通りを横切ったのを見ました。)
 We noticed the taxi come up.
 (タクシーがきていたのに気づきました。)

 これらは「6」の意味に近くなります。







   知覚動詞の文と形容詞として分詞を目的語の後に続けた文は似ていますが、文の構造や意味が違います。ここは応用になりますので、軽く見ておくだけで構いません。
 次の文は,形容詞として分詞を使った文で、△知覚動詞の文です。

 I know the girl playing the piano.
 (私はピアノを弾いているその女の子を知っています。)
 I saw the girl playing the piano.
 (私はその女の子がピアノを弾いているのを見ました。)


 形容詞としての分詞についてはDay13の「5」を参照してください。

 ,硫疾は「形容詞」として「the girl」を修飾していますので、意味が「ピアノを弾いているその女の子」となります。そして、「the girl」と下線を含めた部分が「know」の目的語になります。
 これに対して△硫疾は「the girl」の動作を説明する独立した現在分詞で、形容詞ではなくこの文の「補語」になります。そして意味は「その女の子はピアノを弾いている」となります。








今日のレッスンはこれで終わりです。
お疲れ様でした。







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