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副詞(その2:場所の副詞、倒置)〜英文法15
副詞(その2:場所の副詞、倒置)


今日は場所をあらわす副詞と倒置についてです。場所の副詞は文尾におくのが普通です。




   「here」は「ここに」、「there」は「そこに」という意味です。「there」は「here」よりも「遠い」意味です。これらのような場所をあらわす副詞は文尾におくのが普通です。

 She lives here.(彼女はここに住んでいます。)
 She will be here.(彼女はここに来るでしょう。)
 John's house is here.(ジョンの家はここにあります。)


 目的地に着いたときや物を渡すときの決まり文句があります。
 Here we are.(さあ、着きましたよ。)
 Here you are.(「物を渡すときに」さあ、どうぞ。)
 There you are.
 (「物を渡すときに」さあ、どうぞ。)または(ほら、私の言うとおりだろう。)

 She lives there.(彼女はそこに住んでいます。)
 She will be there.(彼女はそこへ行くでしょう。)


 「over there」は「あそこに」や「向こうに」というように少し離れた距離を強調します。







   どちらも「どこかに」という意味で「somewhere」は肯定文、「anywhere」は否定文と疑問文で使います。
これらは「some」と「any」に「where」がついた「複合語」のため、使い分けも「some」と「any」の場合と同じになります。(ただし、副詞としてだけ使うので形容詞のように名詞を修飾することができません。)

 She needed somewhere to stay.(彼女はどこかに泊まる所が必要だった。)
 I think I have met you somewhere.
 (私はあなたにどこかで会ったと思います。)
 Did you go anywhere during the summer holidays?
 (夏休みの間どこかに行きましたか。)
 We are not going anywhere tonight.(私達は今夜どこへも行きません。)
 Did they go anywhere yesterday?(昨日、彼らはどこかへ行きましたか。)


 「anywhere」も「any」と同じように、前に否定語がおかれた否定文では上のように「どこにもない」という意味になります。
 また、肯定文で使う場合は「どこでも」という意味になります。
 You can go anywhere.
 (あなたはどこへでも行くことができます。)







   「everywhere」は「至る所に」や「どこでも」、「nowhere」は「どこにもない」という意味です。こららも「every」と「no」に「where」がついた複合語です。

 I see her everywhere.(私は彼女を至る所で見ます。)


 「everywhere」は接続詞的に使うこともできます。
  Everywhere you go, towns are the same.
 (どこへ行っても、街に変わりはありません。)

 We went nowhere last Sunday.(この前の日曜日はどこへも行かなかった。)


 「そのほかに」の意味で「else」という副詞があります。「everywhere」や「somewhere」などに続けて使うことができます。
 everywhere else(他のどの場所)
 somewhere else(どこか別の場所)







   「away」は「離れて」、「去って」、「遠くへ」というように比較的意味が多いです。「far」には場所の意味では「はるかに」や「遠くに」という意味があります。2つとも意味は似ていますが、「away」は「向こうへ」という意味が感じられ、「far」は「距離が遠い」という意味が感じられます。ただし「far」は否定文と疑問文で使い、肯定文では使わないのが普通です。

 He walked away to the door.(彼はドアの方へ歩いていった。)
 The village is five miles away from here.(村はここから5マイルです。)
 She went away.(彼女は立ち去った。)

 How far is it to the village?(その村までどのくらいありますか。)
 We don't have time to go far.(遠くに行くのに時間がありません。)


 場所の意味の「far」を同じ意味で、肯定文で使う場合は「a long way」を使います。
 The station is a long way.(駅は遠いです。)

 ただし、「too」や「very」、「away」、「so」などがつくと肯定文でも使うことができます。
 Switzerland is far away.(スイスはずっと遠いです。)

 My house is not far from the station.
 (私の家は駅から遠くはありません。)
 Her report of the meeting was far from satisfactory.
 (彼女の会議の報告書は満足のいくものではなかった。)


 上のように「far from」には「〜から遠い」という意味がありますが、その下のように「少しもない」という意味もあります。この意味では肯定文でも使うことができます。それは「少しもない」という意味の「far from」が否定をあらわしているからです。







   「far」と「away」が一緒になった「faraway」は副詞でなく形容詞です。意味は「遠く離れた」ですが限定用法なので名詞の前だけにおいて使います。(a faraway place)
 また、「as far as」は「〜をする限り」や「〜まで(場所)」の意味があります。

 As far as I know, she will come next week.
 (私の知る限りでは、来週彼女は来るでしょう。)
 As far as I can remember, the hotel is thirty years old.
 (私の記憶する限りでは、そのホテルは30年経っています。)
 As far as the eye could see, the desert stretched.
 (見渡す限り、砂漠が広がっていた。)
 He went as far as Kyoto.(彼は京都まで行った。)
 He walked with her as far as the sea.(彼は彼女と海まで散歩をした。)


 「as far as+節」で「〜をする限り」、<as far as+場所>で「〜まで」という意味になります。否定文では前の「as」が「so」になった「so far as」がかわりに使われることもあります。







   「1」のところでふれた「here」と「there」は相手の注意をひくために文頭において使うことがあります。そうすると「ほら!〜だ」という意味になりますが、語順が<主語+動詞>から<動詞+主語>にかわります。このように語順が逆になることを「倒置」といいます。(助動詞がある場合は、主語と助動詞が倒置されます。)

 Here comes John.(ほら、ジョンがやってきた。)
 There goes the bell!(ほら、鐘がなる。)


 上のように「John」と「comes」、「the bell」と「goes」の語順が逆になります。けれども、「she」や「he」などの「代名詞」が主語になっている場合は倒置をしません。
 Here she comes.(ほら、彼女がやってきた。)

 ただし、否定的な副詞(hardlyなど)を文頭におく場合は代名詞に関わらず必ず倒置をします。

 副詞を文頭におく場合は、このように倒置をすることが基本です。けれども、倒置は文語的で堅い印象があります。
 また、副詞を文頭におく意味はその副詞を強調することにもあります。したがって、上の副詞以外でも自由に強調の意味で文頭におくことができます。
 たとえば、Ann was so excited that she could not speak.(アンは興奮して話すことができなかった。)の「so excited」を強調すると次のようになります。
 So excited was Ann that she could not speak.


 上のように「any」と「was」が倒置されます。けれども後に続いている「that節」の中は倒置をしないでそのままにします。
 また、主語が代名詞の場合は倒置をしませんので、「Ann」が「She」だったらSo excited she was that she could not speak.となります。







   同じ副詞でも、否定的な副詞を文頭においた場合はたとえ主語が「代名詞」であっても必ず倒置をします。
 ただし、動詞が助動詞やbe動詞でなければ「do(does)」、「did」をおきます。

 She hardly knew the news. → Hardly did she know the news.
 (彼女はそのニュースをほとんど知らなかった。)
 Rarely does he go for a drink.(彼はめったに飲みに行きません。)
 Never will he know.(彼は知らないよ。)
 Nowhere is this tendency.(この傾向はどこにもありません。)


 上のように助動詞やbe動詞は代名詞に関わらず倒置をしますが、それ以外の動詞では「do」をおきます。これも倒置のために生じることです。




 これらの倒置も当然文語的になります。






今日のレッスンはこれで終わりです。
お疲れ様でした。







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